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ご来館に当たり、必ず下記の「感染予防等のためのご来館の皆様へのお願い」をご一読ください。
会期 |
2021年6月30日(水曜日)~2021年9月12日(日曜日) |
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休館 |
月曜日(8月9日は開館)、8月10日(火曜日) |
料金 |
一般300円(240円)/大学生150円(120円)/高校生以下無料 ( )は20名以上の団体料金。
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今期の特集では、当館所蔵の松本竣介(まつもと しゅんすけ、1912-1948)の作品全9点と、寄託作品2点を展示、その画歴をたどります。
松本竣介が画家として生きた時代は、十五年戦争そして終戦の歩みと重なります。この過酷な時代に日常と真摯に向き合い、普遍的な美を生み出そうとした彼の作品は、時を越えて、私たちの心にも響くことでしょう。
戦時下の代表作とされる《画家の像》、静謐な詩情を湛える風景画など、松本竣介の密度の高い絵画世界を、貴重なこの機会に是非ご覧ください。
出品作品
《郊外》 1937年
《画家の像》 1941年
《ニコライ堂》 1941年頃
洲之内コレクション
《白い建物》 1941年頃
洲之内コレクション
日本の洋画の幕開けである明治に始まり、大正、昭和戦前期、戦後の幅広い展開に至るまで、日本の近現代絵画の流れをたどります。
洲之内徹(すのうち とおる、1913-1987)は、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した文筆家として、また「現代画廊」を経営した画廊主として知られています。洲之内の死後当館が収蔵した「洲之内コレクション」は、彼が最後まで手元に置いていた作品たちであり、自身の眼で評価した、「盗んでも自分のものにしたくなるような」作品でした。これら様々な物語をまとった作品の中から、彼がひときわ愛着を抱いていた海老原喜之助《ポアソニエール》をはじめ10点前後を展示します。
大泉茂基(おおいずみ しげもと、1913-1960)は、宮城県柴田郡柴田町船岡生まれ。早くからヘルマン・ヘッセやロマン・ロランなどの詩に親しみ、自ら詩作するほか、版画制作にも取り組みました。1956(昭和31)年の胃がん摘出を機に、版画と詩作に専念することを決意し、翌年には喫茶店「ら・めーる」にて初個展を開催。《夜》など、抽象表現に新境地を開きつつありましたが、がんの再発により逝去しました。
宮城県美術館には、大泉の版画作品約60点が所蔵されています。今回は、その中から代表作《男の顔》、《カテドラル》のほか、版画詩集『けやき』を全画面展示します。
令和2年度第4期コレクション展示の特集としてご紹介しましたが、地震の影響による休館で、十分にご覧頂くことができませんでした。今回、あらためて展示します。
当館では、20世紀美術を代表する画家、パウル・クレー(1879-1940)とヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)の作品を常設展示しています。
今回は二人の代表的な作品に加え、「青騎士」のメンバーであったフランツ・マルク(1880-1916)の版画やハインリヒ・カンペンドンク(1889-1957)の油彩もご紹介しています。
出品作品
高橋由一
《松島五大堂図》 1881年
宮城県指定有形文化財(絵画)
安井曽太郎
《少女像》 1937年
海老原喜之助
《ポアソニエール》 1934年
洲之内コレクション
大泉茂基
《男の顔》 1955年
ヴァシリー・カンディンスキー
《商人たちの到着》 1905年
ハインリヒ・カンペンドンク
《郊外の農民》 1918年頃
宮城県生まれの彫刻家・佐藤忠良による彫刻の代表作を中心に、初期から晩年までの作品を紹介します。
また、彼が自然を観察するトレーニングとして日々描き続けた人体デッサン、風景や草木の素描を展示します。
展示室9では、当館の絵本原画コレクションの一端を紹介します。宮城県美術館では、1998(平成10)年から、絵本原画を収集しています。現在は500タイトルを超える作品を所蔵し、当館の特色のひとつとなっています。コレクションの核となっているのは、初期の「こどものとも」(福音館書店)の原画です。
今回は佐藤忠良による『いちごつみ』(神沢利子 作 1961年)と『ババヤガーのしろいとり』(内田莉莎子 再話 1973年)を展示します。
出品作品
佐藤忠良
《ふざけっこ》 1964年
佐藤忠良
「ババヤガーのしろいとり」 4-5頁
1973年 福音館書店刊 絵本原画
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、予定が変更になる場合がありますのでご注意下さい。
詳しくは、コレクション展示ギャラリー・トークのご案内をご覧ください。
詳しくは、コレクション展示ギャラリー・トークのご案内をご覧ください。
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