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横山華山(1781/4~1837)は、江戸時代後期の京都で活躍した絵師です。伝統や形式を重んじる諸画派に属さず、画壇の潮流に左右されない自由な画風と筆使いで人気を博していました。
横山家が曾我蕭白と交流があったため、幼少時の華山は蕭白の作品に直接触れる機会が多く、独学で蕭白の絵を学びます。当時の著名な絵師・岸駒に入門した後、呉春に私淑して絵の幅を広げた華山は、多くの流派の画法を身につけ、作品の画題に合わせて自由自在に筆を操りました。なかでも風俗画や祭礼図は華山の真骨頂で、その細やかな描写には現代の私たちも目が奪われます。彼の名声は当時日本中に広がっており、著名な画家を記した番付や夏目漱石の作品に名前が登場するなど、明治から大正の頃までは世間に知られた存在でした。海外でも早くから評価され、欧米の美術館に優品が多数所蔵されましたが、いつしかその名は知る人ぞ知るものとなっています。
祇園祭の様子を臨場感豊かに描く《祇園祭礼図巻》や、東北の地が描かれた《紅花屏風》(山形美術館・(山)長谷川コレクション 展示期間:4月27日~5月6日)といった代表作のほか、ボストン美術館や大英博物館など海外に渡った作品も里帰りする本展は、華山の初期から晩年までを通して、その多彩で幅広い画業を系統立ててご覧いただく初めての回顧展です。かつて有名であったにもかかわらず、忘れられてしまった絵師の全貌を掘り起こし、曾我蕭白や弟子たちの作品もあわせて、その魅力をご紹介します。
会期 |
2019年4月20日(土曜日)~6月23日(日曜日) 会期中、展示替えがあります。 |
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開館時間 |
9時30分~17時00分(発券は16時30分まで) |
休館 |
月曜日(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火曜日) |
当日券料金 |
一般1300円、学生1100円、小中高生650円 |
前売・団体料金(20名以上) |
一般1100円、学生900円、小中高生500円 |
前売券情報 |
宮城県美術館、藤崎、仙台三越、チケットぴあ(Pコード:769-517)、ローソンチケット(Lコード:21981)、セブンチケット、イープラス、日専連カスタマーセンター(アエルビル9F)、ニッセンレン・テラス セルバ店、河北新報販売店、宮城県庁1階売店にて販売(2月16日~4月19日) |
主催 |
宮城県美術館、河北新報社、仙台放送、日本経済新聞社 |
協力 |
日本航空 |
協賛 |
野崎印刷紙業 |
後援 |
仙台市教育委員会、NHK仙台放送局、TBC東北放送、ミヤギテレビ、KHB東日本放送、エフエム仙台、さくらんぼテレビ |
公式ウェブサイト |
出品作品
《蝦蟇仙人図》個人蔵
《西王母図》個人蔵
《桃錦雉・蕣花猫図》泉涌寺蔵
《城州白河之図》文化10(1813)年 個人蔵
《百鬼夜行図》個人蔵
《祇園祭礼図巻》(上巻部分)
天保6-8(1835-7)年 個人蔵
《祇園祭礼図巻》(下巻部分)
天保6-8(1835-7)年 個人蔵
《紅花屏風》右隻:文政6(1823)年、左隻:文政8(1825)年
山形美術館蔵((山)長谷川コレクション)
展示期間:4月27日(土曜日)~5月6日(月・休)
日時 |
5月18日(土曜日) 14時00分~ |
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会場 |
当館講堂(入場無料) |
講師 |
八反裕太郎(本展監修・頴川美術館学芸員) |
日時 |
6月8日(土曜日) 14時00分~ |
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会場 |
当館講堂(入場無料) |
講師 |
井上 海(千代田区立日比谷図書文化館学芸員) |
日時 |
4月27日(土曜日)、5月25日(土曜日)、6月1日(土曜日)、6月15日(土曜日) 各日14時00分~(約30分) |
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会場 |
2階展示室入り口集合 要観覧券 |
講師 |
当館学芸員 |
日時 |
5月11日(土曜日)13時30分~ |
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会場 |
東北工業大学一番町ロビー2階ホール |
講師 |
土生和彦(当館副主任研究員) |
本展観覧済みのチケットを当館受付でご提示いただくと、「横山華山展」を当日料金の100円引きの金額で観覧できます。他の割引との併用はできません。
本展チケットの提示で下記展覧会を団体料金でご覧いただけます。
東北歴史博物館「最先端技術でよみがえるシルクロード」
2019年4月19日(金曜日)~6月23日(日曜日)
http://www.thm.pref.miyagi.jp/exhibition/detail.php?data_id=1086(外部サイトへリンク)
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