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アートみやぎ2019は宮城県ゆかりの現代作家の仕事を紹介する展覧会です。地域に根ざした美術館活動のひとつとして行ってきた展覧会で5回目を迎えます。
宮城県内に在住または出身のアーティストを対象とし、近年、個展やグループ展等でめざましい発表活動を行い、独自の表現を提示したアーティストの作品を展示します。
今回は、5人のアーティストの創作活動を紹介し、宮城をめぐる今日の美術の状況を提示します。
会期 |
2019年2月23日(土曜日)~4月7日(日曜日) |
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開館時間 |
9時30分~17時00分(発券は16時30分まで) |
休館 |
月曜日 |
当日券料金 |
一般800円、学生600円、高校生以下無料 |
団体料金(20名以上) |
一般600円、学生400円、高校生以下無料 |
主催 |
宮城県美術館、河北新報社 |
後援 |
仙台市教育委員会、NHK仙台放送局、TBC東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、KHB東日本放送、エフエム仙台 |
助成 |
公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団 |
作家紹介
狩野哲郎(かのう・てつろう)
1980年、宮城県仙台市生まれ。2007年、東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域修士課程 絵画コース修了。既製品や植物を組み合わせることで、空間へのドローイングとしての新しい「風景」を造り出すことに取り組んできた。2009年から鳥という「他者」の視点をとりこみはじめる。主な個展に、2011年「ブルームバーグ・パヴィリオン・プロジェクト#1 狩野哲郎展 自然の設計/Naturplan」東京都現代美術館、2013年「あいまいな地図、明確なテリトリー」モエレ沼公園(札幌)など。グループ展に、2014年「想像しなおし」福岡市美術館、2015年「芸術植物園」愛知県美術館などがある。
狩野哲郎《あたらしい植物(深い噛み合いと曖昧さ)》2015年 ミクストメディア 個人蔵|Photo by Yosuke Takeda/Courtesy of Yuka Tsuruno Gallery
木村剛士(きむら・たけし)
1980年、東京都生まれ。5歳で宮城県仙台市に移る。2007年、多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。彫刻の概念を再検証する仕事を続けており、近年では彫刻を取り巻く外縁の環境にも目を向けた仕事へと展開している。2010年の「群馬青年ビエンナーレ」(群馬県立近代美術館)で奨励賞を受賞。2014年には宮城県芸術選奨新人賞を受賞。主な個展に、2015年「偽彫刻」SARP(仙台)、2017年「N. E. Blood」リアスアーク美術館(気仙沼)、2017年「in concrete」FEI ART MUSEUM(横浜)。グループ展では2015年「大地の芸術祭 KAMIKOANI Project」秋田・上小阿仁、「Lonely Planet」秋田公立美術大学ギャラリーなど。
木村剛士《in concrete》(部分)2017年 FEI ART MUSEUM (横浜)での展示風景
鈴木ヒラク(すずき・ひらく)
1978年、宮城県仙台市生まれ。2008年、東京藝術大学大学院先端芸術表現科修了。2011年ニューヨーク、翌年ベルリンで滞在制作。ドローイングを、紙の上に描かれた線のみでなく、空間・時間の中での行為の軌跡と広く捉え、ジャンルを超える多様な活動を行っている。主な個展に、2008年「NEW CAVE」トーキョーワンダーサイト渋谷、2015年「かなたの記号」国際芸術センター青森など。グループ展に、2010年「六本木クロッシング」森美術館、2012年「ソンエリュミエール」金沢21世紀美術館、2016年「山形ビエンナーレ」東北芸術工科大学(山形)、2017年「ヒツクリコ ガツクリコ 言葉の生まれる場所」アーツ前橋などがある。
鈴木ヒラク《Constellation #19》ほか 2017年 アーツ前橋(群馬)での展示風景|Photo by Shinya Kigure
田中 望(たなか・のぞみ)
1989年生まれ。2017年、東北芸術工科大学芸術工学研究科芸術工学専攻博士後期課程修了。仙台市在住。風土・歴史・社会事象などの総体としての「場所」を対象に、自らの体験をも含めた複合的な視点からアプローチを行い、「場所」との交渉の中から生まれる表現を探求している。主な表現方法は絵画。「VOCA展2014」VOCA賞ほか受賞。主な個展に2015年「潮つ路」横浜美術館アートギャラリー1ほか、2017年「場所と徴候」アートフロントギャラリー(東京)など。グループ展に2018年「氏家昂大・田中望展 土のみち 土のさち」塩竈市杉村惇美術館などがある。地域でのプロジェクトにも多数参加している。
田中望《死者たちの杜へ》2016年 麻布、水干絵具ほか
留守 玲(るす・あき)
1976年、宮城県仙台市生まれ。2002年、多摩美術大学大学院美術研究科デザイン専攻クラフトデザイン修了。鉄を熱で切断する「熔断」、接合する「熔接」といった技法を独自に解釈、駆使し、熔ける際に生じた小片を重ね、さらにそれが錆びていく現象も含め、鉄という素材の表情を追究してきた。2016年、第27回タカシマヤ美術賞、第2回菊池寛実賞を受賞。主な個展に、2012年「留守玲の茶室 さびのけしき」山口県立萩美術館・浦上記念館、2018年「思考の余白」日本橋高島屋など。同年、「こどもとおとなのアツアツこうげいかん」東京国立近代美術館工芸館に特別陳列。主なグループ展に、2016年「生への言祝ぎ展」大分県立美術館など。
留守 玲《潜熱さしひびき》2003年 鉄、熔接・熔断・鍛造|Photo by Taku Saiki
日時 作家名 |
2019年2月23日(土曜日)13時00分~ 狩野哲郎 |
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2019年2月23日(土曜日)14時30分~ 留守玲 |
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2019年3月16日(土曜日)13時00分~ 木村剛士 |
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2019年3月30日(土曜日)13時00分~ 田中望 |
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2019年3月30日(土曜日)14時30分~ 鈴木ヒラク |
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