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齊藤 清次さん
派遣期間:2017年9月~2018年9月
派遣国:タイ
職種:理学療法士
私は理学療法士としてタイの病院で活動しています。派遣先はチョンブリーという街にあるチョンブリー病院です。チョンブリーはバンコクから南東に約80kmの位置にあります。街は海岸部にあり、バーンセーンビーチが観光地として有名です。少し南に行くとシラチャーという街があり、日系企業が多く進出しています。さらに南に行くとビーチリゾートで有名なパタヤーがあります。
配属先のチョンブリー病院は、東部エリアでは最大規模の総合病院です。私が活動するリハビリテーション科には理学・作業療法士が約20名在籍し、入院・外来患者のリハビリや地域の訪問活動を行なっています。
リハビリテーション科に来る患者の主な疾患は、整形疾患、脳血管性・神経疾患で日本とほとんど変わらないと思います。地域の訪問活動は、医療の専門職がグループで在宅へ行きます。日本の訪問看護・訪問リハビリだとスタッフが1名で在宅へ行くことが多いので、少し異なります。
病院内でのリハビリ内容や同僚の技術レベルについては、日本の水準と遜色ないと感じます。そこで、私も実際に患者のリハビリを担当して、同僚と情報交換しながらリハビリを進めています。また、同僚のリハビリを見学して、気になるところや改善したほうが良いと感じるところがあれば、質問やアドバイスをしてコミュニケーションを取っています。患者とのやりとりはタイ語もしくは英語を使います。タイに来る前からタイ語を勉強しているものの、話すのも聞くのもなかなか難しいです。タイ語だけで理解できない時は身振り手振りも交えて、意思の疎通を図っています。基本的にタイ人は明るくて大らかで、タイ語の未熟な私のことも優しく受け入れてくれて、楽しくリハビリを行なっています。
病院でのリハビリや訪問リハビリ以外の活動として、グループでの体操教室を担当しています。病院内でのセミナーや高齢者のサークル活動に運動する時間を確保して、体操教室を行なっています。タイ人は老若男女皆さんノリが良くて、体操教室も毎回盛り上がります。
これらの活動を開始して約7ヶ月が経過して、だいぶ慣れてきたところです。
タイの文化や生活について、タイ人は辛い料理を好んで食べます。そして、タイ料理は非常に辛いメニューが多く、タイに来た当初はメニューの内容がよく分からず、辛い料理を注文してしまい無理やり食べて苦労しました。最近はメニューの内容も理解し、辛くないように注文できるようになり、いろいろなメニューを美味しく食べています。お菓子や果物なども美味しいです。
気候について、タイは1年中ずっと暑いです。昼間は35℃くらいになります。日本の真夏と同じです。そんな感じで暑い毎日が続きますが、11月から2月は乾季で季節は冬になり、雨が少なく、朝晩が涼しくなり過ごしやすいです。3月と4月は暑季で気温が高く蒸し暑いです。5月から10月は雨季になります。これから雨季が始まります。
最後に、タイでのボランティアとしての活動と活動以外のことの両方を満喫しています。今後も健康を維持してタイでの生活を楽しみたいと思います。
チョンブリー病院
リハビリ室その1
リハビリ室その2
訪問リハビリ
体操教室
スコータイ
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