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県では平成29年3月27日,宮城県食の安全安心対策本部会議(本部長:知事)を開催し,牛海綿状脳症(BSE)検査に関して,平成29年4月1日から,48か月齢超の健康牛については検査対象から除外することとしました。
引き続き飼料規制や特定危険部位の除去など,BSEに関するリスク管理に万全を期すとともに,24か月齢以上で神経症状等を呈している牛に対するBSEスクリーニング検査を確実に行い,食の安全安心の確保に努めます。
全頭検査の見直しについて関係者への周知を図るとともに,県民に対しホームページや食の安全安心セミナー等,様々な場面を通じて丁寧な説明を行っていきます。
牛海綿状脳症(BSE)検査については、国内初の感染牛が確認された平成13年から食用にするすべての牛を対象に実施してきました。その後リスクの低下とともに、BSE検査対象の牛の月齢は平成17年に「21か月齢以上」へ、平成25年7月からは「48か月齢超」へそれぞれ引き上げられ、平成29年4月からはさらに48か月齢超の健康牛についてはBSE検査を廃止する予定となっております。そこで、BSE対策の見直しに関する経緯と背景等について、県民の皆様に理解を深めていただくため説明会を実施しました。
現在、BSEに対しては、科学的なリスク評価に基づき、3つのポイントを主とするリスク管理を行い、感染経路をコントロールすることで、安全な食肉だけが流通しています。
BSEは、感染した牛を原料とした肉骨粉が飼料に混入し、その飼料を食べた牛が新たにBSEに感染すると考えられており、2001年10月以降、肉骨粉を飼料として使うことを法律で規制しました。
県の食肉衛生検査所では、牛の脳(延髄)からサンプルをとって、BSEの原因である異常プリオンタンパク質があるかどうかを調べる検査(BSE検査)を行っています。
これらの対策により、安全な食肉が流通しています。
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