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栗原地域では原木シイタケ(露地栽培)を始め、野生きのこ、タケノコ、コシアブラ、タラノメ(野生)が出荷制限指示、原木ムキタケ(露地栽培)が出荷自粛指示と多くの林産物が出荷制限・出荷自粛となっております。宮城県では、農林水産物等について、出荷前に検査を行う事で、市場には放射性物質の基準値を超える商品が流通しないよう努めています。今後も消費者の皆様に安心・安全な商品を流通できるよう努めていきます。
平成23年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故による放射能被害により、現在、原木シイタケ(露地)は栗原市をはじめ、県内21市町村で出荷制限となっております。基準値を超えないきのこを育てるためには原木・ほだ木自体が50Bq/kgを超えないものを使うよう国の指針があります。
栗原地域事務所では原木きのこ出荷者を対象に栗原市内全域の原木・ほだ木53本の放射性物質検査を行ったところ、50本(約95%)が50Bq/kgを超えていました。県全域でも、現時点では使える原木・ほだ木はほとんどなく、現在施設栽培等で使われているほだ木の多くは、他県産のものという状況です。
今後、原木シイタケ(露地)の出荷制限解除を実現するためには、まず50Bq/kg以下の原木を確保することが必要となります。また、原木・ほだ木の汚染を防ぐためにも、生産工程管理やほだ場の除染等が必要となります。詳しい栽培方法については、宮城県で作成した「きのこ栽培における放射能対策作業マニュアル」案を御活用ください。
原木シイタケ(露地)の出荷制限解除に向けて、県では原木の確保・モニタリング、生産工程管理や除染についての情報・技術の確立を目指していくよう努めてまいります。
「原木きのこ栽培における放射性物質対策作業マニュアル」はこちらへ
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