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「ダイオキシン類対策特別措置法」に基づき、宮城県が平成13年度に実施したダイオキシン類調査において、長沼の底質から環境基準値を超過するダイオキシン類が検出されたことに伴い実施した調査結果は次のとおりです。
平成14年4月、7月
長沼
4月 |
7月 |
計 |
|
---|---|---|---|
(1)底質 |
6地点(6件) |
19地点(22件) |
25地点(28件) |
(2)土壌 |
9地点(13件) |
9地点(13件) |
|
(3)水質 |
1地点(1件) |
1地点(1件) |
|
(4)水生生物 |
2件 |
2件 |
ダイオキシン類
(ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン、ポリ塩化ジベンゾフラン、コプラナーポリ塩化ビフェニル)
調査した25地点のダイオキシン類濃度は、1.1~410pg-TEQ/g-乾重量(平均49)であり、平成13年度の調査で環境基準値(150pg-TEQ/g-乾重量:H14.7告示)を超過した地点及びその近傍1地点から環境基準値を上回るダイオキシン類が検出された他は、全て環境基準値を満足していました。
調査した9地点のダイオキシン類濃度は、3.7~330pg-TEQ/g-乾重量(平均59)であり、全ての地点で環境基準値(1000pg-TEQ/g-乾重量)を満足していました。
底質の環境基準を超過した地点で採取した水のダイオキシン類濃度は、0.17pg-TEQ/Lであり、環境基準値(1pg-TEQ/L)を満足していました。
調査した2件(コイ、フナ)のダイオキシン類濃度は、0.31及び0.51pg-TEQ/gでした。水生生物の環境基準値は設定されていませんが、水産庁が公表した平成11年度から13年度の魚類のダイオキシン類全国調査結果と比較するといずれも平均値を下回っていました。
以上のとおり、長沼の底質におけるダイオキシン類汚染はごく限られた範囲であり、水質及び水生生物には、影響を与えていないことが確認されました。
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