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宮城県のダイズ栽培において、フタスジヒメハムシの莢加害に伴う黒斑粒の発生は品質低下の一因として問題視されている.この子実被害に対し有効な防除技術を確立するため、エチルチオメトン粒剤の播種溝処理およびチアメトキサム水和剤の種子塗沫処理が本種の発生動態や子実被害の発生に与える影響を調査した。いずれの薬剤処理でも越冬世代および第1世代の成虫密度は抑制された。第2世代の成虫密度および子実被害もこれらの薬剤処理により低下したが、その効果は明瞭ではなく、これは第2世代成虫の侵入が要因と考えられた。これらの結果から、播種時におけるエチルチオメトン粒剤およびチアメトキサム水和剤の殺虫剤処理は、フタスジヒメハムシによる子実被害に対し有効な防除技術となるが、安定した防除効果を得るためには、これらの薬剤を広域的に使用する必要があると考えられた。
フタスジヒメハムシ、ダイズ、殺虫剤、エチルチオメトン、チアメトキサム、子実被害
2.ダイズ播種時における殺虫剤の処理がフタスジヒメハムシの発生動態と子実被害へ与える影響(PDF:326KB)
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