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宮城県北部のカドミウム汚染圃場の一部では、6月中旬から水稲の生育停滞が発生し、分げつの発生抑制により穂数不足になり、収量の大幅な低下をもたらすため、回避技術の確立が求められている。この水稲の生育停滞を硫黄欠乏と考え、硫黄を含む資材を施用することにより、一部の圏場で生育停滞による減収を回避できることを確認した。施用方法としては、播種前硫酸カルシウム肥料(以下、石膏)床土混和、移植時石膏処理、生育停滞が発生し始めた6月中旬の硫酸マグネシウム肥料(以下、硫マグ)追肥を検討した。この3方法とも生育停滞回避や増収効果が認められたが、播種前床土混和が省力・低コスト性に優れ、最も有望な方法と考えられた。
水稲生育停滞、カドミウム、硫黄、硫酸カルシウム、床土混和
カドミウム汚染圃場における水稲生育停滞の回避技術(PDF:1、266KB)
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