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平成14年度に施工した治山ダム(谷止工・たにどめこう)を例に紹介します。
施工地は登米市登米町大字日根牛字北沢山(ならい沢)の保安林内です。
平成11年の大雨で,山肌が浸食されたことにより大きな被害があった山林です。
写真は,工事に入るため整地をしたところです。
谷止工は,ダムを造りその上流側に土砂をためることで渓流の勾配をゆるくして土砂の移動を抑え,斜面の安定を図る工法です。
堅い岩盤は大型ブレーカーで掘削します。この付近の表土は薄く,すぐに岩盤があらわれました。
必要な深さに掘削を終えたら,岩盤とコンクリートとの接合面の異物を除去します。
コンクリートを流し込むための型枠を作ります。
ダムの高さにあわせて,作業用の足場を組み立てます。
型枠の検査に合格したら,いよいよコンクリートを流し込みます。撹拌(かくはん)も必要です。
本体が出来上がったら袖(両側で地山に食い込む部分)にとりかかります。
大きめに掘削した部分をコンクリートで埋め戻します。
山に戻す部分は土で埋め戻します。
なるべく早く植生を回復させるため,種子の入った土のうを積みます。
もうすぐ完成です。
数年で植生が回復し,豊かで災害に強い森に育っていきます。
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