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掲載日:2020年12月4日

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令和2年度 特定家畜伝染病を想定した埋却演習の実施について

「特定家畜伝染病の発生時における埋却演習」を実施しました!

令和2年11月11日に,宮城県建設業協会登米支部と登米地域事務所主催による「特定家畜伝染病の発生時における埋却演習」を開催しました。

この演習は,豚熱等の特定家畜伝染病の発生時に円滑な埋却作業を行う目的で,平成29年度から開催しており,今年で4回目となります。

埋却演習は,登米市東和町の(株)日進運輸建設様の社用地を会場として行われ,県建設業協会登米支部の会員20社のほか石巻支部及び気仙沼支部の会員18社,県及び市,JA,県畜産協会の職員など約130名が参加しました。

開会あいさつ

開会あいさつの様子1
県建設業協会登米支部
猪股支部長より あいさつ

開会あいさつの様子2
県登米地域事務所
吉田所長より あいさつ

埋却演習の状況

防護服着衣演習

農業振興部及び東部家畜保健衛生所の職員指導のもと,防護服の着衣,手袋,長靴の粘着テープで目張り,マスクやゴーグルの着用など,作業員へのウイルス付着を防ぐために必要な処置を行いました。

防護服着衣演習

防護服着衣演習の様子1
着衣演習の状況

防護服着衣演習の様子2
着衣演習の状況

埋却演習

  1. 準備
    事前に掘削しておいた埋却溝(縦7.2m,横9.2m,深さ3.0m)の法面,底面に消毒用の石灰を散布した後,ロープを使ってブルーシートを木杭に結束して設置しました。さらに2回目の石灰を散布しました。
  2. 家畜吊り込み
    殺処分された家畜の入ったフレコンパックや豚の模型を重機により埋却溝に投入しました。
  3. 埋戻
    3回目の石灰を散布し,家畜を覆うように木杭のついたまま埋却溝にブルーシートの投げ入れを行い,4回目の石灰を散布しました。

※今回の演習では,4回目の石灰散布で終了となりますが,実際の埋却作業時には,埋却溝の埋戻と余盛りを行い,5回目の石灰を散布して終了となります。

埋却演習

石灰散布
埋却演習埋却準備(石灰散布1回目)

埋却演習の様子(フレコンパック投入)
家畜吊り込み(フレコンパック)

埋却の様子(豚の模型)
家畜吊り込み(豚の模型)

埋戻の様子
埋戻(シートの投げ入れ,覆い状況)

防疫フェンス 設置演習

今年度から初めての取組みとして,防疫フェンスの設置演習を行いました。防疫フェンスは,埋却地が民家周辺にある場合,殺処分された家畜が目に触れないようにするため,設置します。

防疫フェンス 設置演習

防疫フェンス組立の様子
防疫フェンス(組立状況)

防疫フェンス設置完了
防疫フェンス(組立完了)

埋却演習を終えて

今年9月には,福島県会津若松市で死亡した野生イノシシ1頭から豚熱の陽性が確認されており,宮城県でも,豚熱対策として,10月から宮城県全域の養豚場153農場,約20万頭を対象にワクチン接種を開始しております。

県登米地域事務所では,万が一,特定家畜伝染病が発生した場合は,埋却作業が円滑に進むよう,県建設業協会登米支部をはじめ各関係機関と協力して対応してまいります。

お問い合わせ先

東部地方振興事務所登米地域事務所 農業農村整備部管理調整班

登米市迫町佐沼字西佐沼150-5

電話番号:0220-22-5169、0220-22-6136

ファックス番号:0220-22-6015

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