ここから本文です。
当センターでは、みやしお(199t)、開洋(19t)の2隻の漁業調査指導船が配置されており、最新の調査機器を装備して海洋観測、資源調査等を行っています。
宮城県をはじめとした東北太平洋側沿岸は、南から流れてくる黒潮、北から流れてくる親潮が混ざり合う海域(混合域)です。
暖かい黒潮と栄養豊富な親潮が混ざり合うことで豊かな海となり、世界有数の漁場となっていますが、黒潮・親潮から分離した暖水塊や冷水塊が絡み合う複雑な海域でもあります。
多くの魚種において、漁場の形成は海況の影響を受けます。このため刻一刻と変わる海況を定期的に観測することは非常に重要です。
このため、沿岸定線調査(毎月)、浅海定線調査(毎月)及び沖合定線調査(年2回)を行い、結果を漁海況情報として取りまとめ提供しています。
また、これらの観測データは他県や各研究機関とも共有され、海況予報などに役立っています。
:沖合定線調査の調査点(12点)
観測する水深 0、10、20、30、50、75、100、150、200、300、400、500m(12層)
○:沿岸定線調査の調査点(18点)
観測する水深 0、10、20、30、50、75、100、150、200、300、400m(11層)
●:浅海定線調査の調査点(17点)
観測する水深 0、5、10、20、30、50、75、100m(8層)
水産物の資源量は年により変動があることから、沿岸資源の漁期前調査や、回遊する資源の来遊調査等実施し、資源量や漁場の把握に努めています。
サンマが北海道沖から宮城県沖に南下する10月から11月に、表層トロールによる資源調査を実施しています。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています