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掲載日:2022年8月16日

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大豆優良品種「すずみのり」

宮城県古川農業試験場

大豆優良品種「すずみのり」(PDF:213KB)

作物育種部品種評価チーム,TEL:0229-26-5105

研究の目的

宮城県における大豆の主要品種のうち,「タチナガハ」は作付割合の20%強を占めていますが,子実の蛋白含有率が低く豆腐の加工適性が低いとされ,生産量に対し需要が下回る需給ミスマッチを生じています。そのため「タチナガハ」の作付を代替出来る,加工適性に優れた品種について検討した結果,「すずみのり」を大豆優良品種としました。

研究成果

  • 「すずみのり」は長野県において育成され,令和2年7月に品種登録出願が公表されました。
  • 「すずみのり」の本県での開花期は「タチナガハ」並で,成熟期は「タチナガハ」より2~5日早いです。
  • 難裂莢性で「タチナガハ」より多収です。
  • 子実の外観品質は「タチナガハ」に優っています(写真1)。
  • 子実の粗蛋白含有率は,「タチナガハ」より高く,豆腐,味噌加工適性は「タチナガハ」より優っています(表1)。

「すずみのり」の子実の写真

豆腐加工試験結果の表

利活用の留意点等

  • ダイズシストセンチュウ抵抗性が“弱”なので,連作やセンチュウ汚染ほ場への作付けは避けてください。
  • 熟期が“中生の晩”なので晩播栽培には適していません。

より詳しい内容は「普及に移す技術」第97号(令和4年発行)「大豆優良品種「すずみのり」」をご覧ください。

普及に移す技術第97号/普及技術1「大豆優良品種「すずみのり」」

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お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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