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NPOと行政との協働を進める上で,実際に県の業務をNPOに委託する際には,行政の事業に期待される公平性,経済性,安定性などを担保しながら,同時にNPOの持つ地域性,専門性,柔軟性などの特性を事業の実施に活かすことが重要です。また,受託団体の公正な選考や妥当な委託条件の設定はもちろん,事業の目的や達成目標,お互いの役割分担等についての共有化などにも十分な配慮がなされて,はじめて高い事業効果が生み出されると言えます。
この評価事業は,別添の「NPO推進事業評価シート」により,委託者側,受託者側それぞれが事業の自己評価を行い,その結果を両者で共有し事後の改善につなげることで,NPOと行政との協働の一つである「委託」が,本来期待される成果をあげることを目的として導入されたものです。
加えて,この評価シートが,事業実施にあたってあらかじめ留意すべき事柄を,委託者,受託者が確認する上での「チェックシート」としての活用も期待されるものです。
「NPO推進事業発注ガイドライン」に基づき,「NPO推進事業」に選定された事業のうち,前年度において実際にNPOに発注され,実施された事業を対象とします。
評価シートへの記入
NPO推進事業評価シートは,(1)事業実施に向けて(準備段階),(2)事業実施体制(実施段階),(3)事業を振り返って(事後検証段階)の3段階について,10の設問(評価項目)が用意されています。以下の手順に従って必要事項を記入願います。
なお,この評価シートは県共同参画社会推進課ホームページからダウンロード可能です。詳しくは,NPO推進事業評価のページを参照ください。
手順(1) | 評価シートの表紙中の所定欄に,「事業名」,「記入団体名」,「記入者名」,「記入年月日」をそれぞれ記入します。 |
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手順(2) | 各設問の評価基準(評価にあたっての着眼点)を参考に,それぞれの達成度を0から4までの5段階で評点し,評点欄に記入します。事業の性質,内容等からこの設問(評価項目)による評価は適当ではないときは「N」を記入します。 なお,この評価は,あくまでも委託者,受託者という自身の役割を振り返り,自己評価を行うものであり,委託者から見た受託者,あるいは受託者から見た委託者という協働の相手方を評価するものではありませんので注意してください。 |
手順(3) | 「補足内容」欄に,評点の理由,その他明記しておきたい事項などを自由に記入します。 |
手順(4) | 「集計表(P7)」に各設問(評価項目)の評点を移記し,評点の総計,平均を記入します。 |
手順(5) | 「自由意見記入欄(P8)」には,今回の協働事業を振り返っての全体的な意見や,NPOと行政との協働に関する課題や問題点,また,このNPO推進事業評価に関する意見などを,任意に記入します。 |
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