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掲載日:2022年10月3日

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津波浸水想定の設定公表について

津波浸水想定図

「津波防災地域づくりに関する法律」第8条第1項に基づき、宮城県の津波浸水想定を設定しましたので、同条第4項に基づき以下のとおり公表します。

また、「津波防災地域づくりに関する法律」の概要、津波浸水想定に係る宮城県の取り組み状況等については、後段に記載のとおりです。

以下表から津波浸水想定図をご覧になりたい市町名をクリック!

位置図  

市町名

(以下をクリック!)

ichizu

1

気仙沼市(1)(PDF:6,974KB)

気仙沼市(2)(PDF:7,662KB)

2

南三陸町(1)(PDF:6,025KB)

南三陸町(2)(PDF:6,084KB)

3

石巻市(1)(北上・河北・桃生)(PDF:8,534KB)

石巻市(2)(雄勝・牡鹿)(PDF:9,850KB)

石巻市(3)(牡鹿・田代・荻浜・渡波)(PDF:9,503KB)

石巻市(4)(稲井・石巻)(PDF:4,336KB)

石巻市(5)(河南・蛇田)(PDF:7,822KB)

4

女川町(1)(PDF:7,168KB)

女川町(2)(PDF:4,844KB)

5

東松島市(1)(PDF:8,995KB)

東松島市(2)(PDF:8,180KB)

6 松島町(PDF:7,464KB)
7 利府町(PDF:8,580KB)
8 塩竈市(PDF:7,887KB)
9 多賀城市(PDF:10,224KB)
10 七ヶ浜町(PDF:6,242KB)
11

仙台市(1)(PDF:8,030KB)

仙台市(2)(PDF:7,298KB)

12 名取市(PDF:8,586KB)
13 岩沼市(PDF:9,003KB)
14 亘理町(PDF:6,144KB)
15 山元町(PDF:2,916KB)

留意事項

■「津波浸水想定」は、津波防災地域づくりに関する法律(平成23年法律第123号)第8条第1項に基づいて設定するもので、津波防災地域づくりを実施するための基礎となるものです。

■「津波浸水想定」は、最大クラスの津波が悪条件下において発生した場合に想定される浸水の区域(浸水域)と水深(浸水深)を表したものです。

■最大クラスの津波は、現在の科学的知見を基に、過去に実際に発生した津波や今後発生が想定される津波から設定したものであり、これよりも大きな津波が発生する可能性がないというものではありません。

■浸水域や浸水深は、局所的な地面の凹凸や建築物の影響のほか、地震による地盤変動や構造物の変状等に関する計算条件との差異により、浸水域外でも浸水が発生したり、浸水深がさらに大きくなったりする場合があります。

■「津波浸水想定」の浸水域や浸水深は、避難を中心とした津波防災対策を進めるためのものであり、津波による災害や被害の発生範囲を決定するものではないことにご注意下さい。

■浸水域や浸水深は、津波の第一波ではなく、第二波以降に最大となる場所もあります。

■「津波浸水想定」では、津波による河川内や湖沼内の水位変化を図示していませんが、津波の遡上等により、実際には水位が変化することがあります。

■地震の震源が陸地に近い想定宮城県沖(単独型・連動型)地震など、条件が異なる場合には、ここで表した時間よりも早く津波が来襲する可能性があります。

■代表地点の津波の影響開始時間(注1)、第一波(+1m)到達時間(注2)、 最大波到達時間(注3)を表示しています。

■今後、数値の精査や表記の改善等により、修正の可能性があります。

■「津波浸水想定」は、平成23年東北地方太平洋沖地震以降の地盤変動と令和元年12月時点の復旧・復興事業を反映しています。

■津波浸水想定図に使用している地形図は、国土地理院発行の電子地形図25000(平成26年8月~平成31年4月)の測量データを使用しており、現在の復旧・復興後の地形とは異なる場合があります。

解説書

解説書は、津波対策の考え方や津波浸水想定の設定に関する諸条件の説明等、公表した浸水想定図を作成するにあたり考慮・留意した事項等について説明したものです。詳細は以下リンクからご覧ください。

・宮城県津波浸水想定【解説】令和4年5月(PDF:2,196KB)

・宮城県津波浸水想定【解説】参考資料 令和4年5月(1)(PDF:8,953KB)

・宮城県津波浸水想定【解説】参考資料 令和4年5月(2)(PDF:8,508KB)

津波CGアニメーション

以下動画をクリックすると、津波浸水想定の設定における津波シミュレーションがアニメーションで視聴できます。(YouTube)

宮城県版 宮城県(東北全体)版

気仙沼市版(北部) 気仙沼市版(南部)
南三陸町版 石巻市版(北上・雄勝)
石巻市版(牡鹿~石巻) 石巻市、東松島市版(石巻~東松島)
女川町版 東松島市版(鳴瀬)
松島町版 利府町版
塩竈市版 多賀城市版
七ヶ浜町版 仙台市版
名取市版 岩沼市版
亘理町版 山元町版

津波防災地域づくりに関する法律の概要

基本理念『なんとしても人命を守る』

ハード・ソフトの施策を総動員させる「多重防護」の発想によって津波防災地域づくりを推進

 

東北地方太平洋沖地震に伴う甚大な津波被害を教訓に、「最大クラスの津波」が発生した場合でも「何としても人命を守る」という考え方で、ハードとソフトの施策を柔軟に組み合わせて総動員させる「多重防御」の発想により、地域活性化の観点を含めた総合的な地域づくりの中で津波防災を推進するため、平成23年12月27日に施行された法律です。

【参考】

津波防災地域づくりに関する法律について(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

宮城県の取組み状況と学識者検討会について

●宮城県の取組み状況(経緯)

・平成23年法施行後、内閣府で新たな断層モデルの検討に着手したこと、まちづくりが実施中であり地形データ等の基礎資料が作成できないことから、当面、津波浸水想定の設定を見合わせていました。

・内閣府の検討結果及びまちづくり計画が概ね定まったこと、令和2年4月に内閣府の千島海溝・日本海溝巨大地震モデルが公表されました。

・令和2年7月30日に「津波浸水想定の設定に関する検討会」を設置し、専門家の指導・助言を受けながら調査結果の妥当性評価を行いました。

令和4年3月23日の第6回検討会において、津波浸水想定の最終案について確認を頂きました。

※検討会は、県の意思決定機関ではありません。

●検討会スケジュール

以下表のとおりです。詳細については「宮城県津波浸水想定の設定に関する検討会」を参照してください。

  開催日 検討内容
第1回 令和2年7月30日 計算の条件設定
第2回 令和3年1月7日 東北地方太平洋沖、日本海溝、千島海溝各モデル検討
第3回 令和3年3月24日 東北地方太平洋沖、日本海溝、千島海溝各モデル検討
第4回 令和3年8月26日

市街地部詳細検討

第5回 令和4年1月6日 津波浸水想定図(案)の検討
第6回 令和4年3月23日 津波浸水想定の設定

 

●検討会を構成する委員

  所属 氏名 専門

座長

東北大学災害科学国際研究所 所長 今村 文彦 津波工学
 

東北大学大学院理学研究科 教授

地震・噴火予知研究観測センター

松澤 暢 地震学
  東北大学災害科学国際研究所 教授 越村 俊一 広域被害把握
 

東北大学大学院理学研究科 教授

地震・噴火予知研究観測センター

日野 亮太 地殻変動学
 

国土交通省国土技術政策総合研究所

河川研究部海岸研究室 室長

加藤 史訓 海岸工学
  宮城県土木部 部長 佐藤 達也 行政(県)

津波浸水想定の設定

本県では、「津波防災地域づくりに関する法律(平成23年12月27日施行)」に基づき、外部の専門家や学識者から構成する検討会を設置し、助言・指導を受けながら津波浸水想定の検討を進めてまいりました。

津波浸水想定については、法の理念である「なんとしても人命を守る」という考えのもと、最大クラスの津波が悪条件下で発生した場合に想定される浸水の区域及び水深を本県が設定したものです。

以下に示す津波浸水想定の公表により「避難」を軸とした津波防災地域づくりの充実・強化が期待されます。

●「悪条件」とは

①地震発生とともに地盤が沈下(地震モデルによる地盤沈下量を考慮)

②津波発生時の潮位が満潮(朔望平均満潮位)

③津波が越流すると防潮堤が破壊される(防潮堤を津波が越えた場合即時に破壊する)

・東日本大震災では、最大約1.2m(牡鹿半島)の地盤沈下が発生。

・東日本大震災発生時の潮位と満潮位の差は、約1.2m(仙台湾沿岸)。

・最大クラスの津波が発生した場合は、防潮堤を越えて津波が押し寄せる。

津波が起きる条件によって、津波の大きさが異なります。

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※東日本大震災以降に、国・県・市町が整備した防潮堤は、「津波が超えても完全には壊れない」、「破壊までの時間を少しでも長くする」などとして「粘り強い構造」で整備していることから、津波の越流により直ちに防潮堤が破壊されることはありません。津波浸水想定では、悪条件下で設定しているため、越流時に直ちに破壊するものとしています。

津波浸水想定の設定に関するQ&A

本県では、津波浸水想定の公表にあたり、県民の皆様に誤解や不安を与えないよう、また、来訪者に正しく理解していただくために、解りやすい説明資料(Q&A)を作成しました。詳細は以下リンクからご覧ください。

・津波浸水想定の設定に関するQ&A ~津波防災地域づくりに関する法律~ 令和4年5月10日(PDF:7,259KB)

 

津波浸水想定の設定に関するQ&A~津波防災地域づくりに関する法律~令和4年5月10日(抜粋)
p1 p2 p5
p8

p10

p11

シェープデータ

本県が令和4年5月10日に公表した津波浸水想定図に係るシェープデータは「宮城県及び市町村共同オープンデータポータルサイト」からダウンロードし、GISソフト(ArcGIS、QGIS等)などで読み込むことができます。

なお、当データを利用する場合は「宮城県及び市町村共同オープンデータポータルサイト利用規約」を遵守してください。

・宮城県及び市町村共同オープンデータポータルサイト(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

※当データは、世界測地系(JGD2000)、平面直角座標系(第10系)を使用しています

津波浸水想定に関する各種検討会

宮城県津波浸水想定の設定に関する検討会

[詳細はこちら]

日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデル検討会(内閣府)

[詳細はこちら(内閣府ホームページ)](外部サイトへリンク)

津波防災地域づくりに係る技術検討会

[詳細はこちら(国土交通省ホームページ)](外部サイトへリンク)

津波対策連絡協議会

宮城県津波対策連絡協議会設置要綱に基づき設置する協議会で、本県の津波対策の現状と課題を検討し、今後の沿岸市町の津波対策ガイドラインを策定するとともに、継続的に沿岸市町との情報交換及び連携を図ることなどを目的としています。

以下リンクから、協議会の実施状況がご覧になれます。

・宮城県津波対策連絡協議会(別ウィンドウで開きます)

東日本大震災アーカイブ

以下リンクから、東日本大震災当時の県内各市町村の写真等がご覧になれます。

・東日本大震災アーカイブ宮城~未来へ伝える記憶と記録~(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

みやぎ東日本大震災津波伝承館

県が運営しているみやぎ東日本大震災津波伝承館では、津波から命を守るためには「逃げるしかない」ことを訴える映像をはじめ、県内の震災伝承施設や語り部活動を行う団体等のほか、震災を契機に生まれた地域の復興に 関する取組等を紹介するなど、被災の状況や津波から尊い命を守るための教訓等をパネルや映像を用いて伝えていますので、是非お越しください。

みやぎ東日本大震災津波伝承館(別ウィンドウで開きます)

お問い合わせ先

河川課海岸整備班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-3177

ファックス番号:022-211-3197

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