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電球で例えると,放射線は「光」にあたり,放射能は「電球が光を出す能力」,放射性物質は「電球そのもの」を表す言葉になります。
よく耳にするベクレル(Bq)は電球でいう「ワット」,シーベルト(Sv)は電球でいう「ルクス」にあたり,別の意味を持つ単位になります(例えば100ベクレル,1ミリシーベルト等)。
ベクレルは放射能の強さを表す単位であり,例えば100Bq/kg(ベクレルパーキログラム)の廃棄物に比べ8,000Bq/kgの廃棄物では80倍の放射線を出す能力を持っていることになります。
シーベルトは人が受ける放射線被ばく線量の単位であり,例えば空間線量計等で測定される0.1μSv/h(マイクロシーベルトパーアワー)とは1時間で0.1μSv(マイクロシーベルト)の被ばくを受けているということになります。
放射性物質は時間とともに安定した物質になります。
放射性物質が半分に減るまでの期間を半減期といいますが,各放射性物質によってその期間は異なります(例えばセシウム134は半減期が2.1年であり,6年半以上が経過しセシウム134は約1/8になっています)。
福島第一原子力発電所事故で大量に飛散したヨウ素131は半減期が8日であり,ほぼなくなりましたが,セシウム137は30年となっており,まだまだ事故当事とあまり変わらない量が存在しています。
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