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登米市立東郷小学校より依頼を受け,6月22日に学校近くの農業用水路で総合学習支援「田んぼの学校」を開催しました。本活動は,自分たちの住む農村や田んぼが持つ役割を理解してもらうことを目的に,5年生28人を対象として実施しました。また,本活動については,宮城県東部地方振興事務所登米地域事務所農業農村整備部職員に加え,迫川沿岸土地改良区職員と地域の環境を守る「裏大岳ふる里守り隊」の皆さんに御協力いただきました。
開会式の様子
講義の様子
生き物調査前に,子供たちへ田んぼの役割についての講義を行いました。田んぼの役割では,田んぼと生き物の住処の関係性や田んぼの多種多様な機能(洪水防止機能,美しい景観の維持など)について,資料を活用して子供たちに説明しました。
水路へ移動している様子
生き物調査の様子
生き物調査では事前に設置した仕掛けも含め,ザリガニやドジョウ,フナなどの生き物を採取,観察することができました。始めは,水路の生き物に対し恐がっている様子の子供たちでしたが徐々に慣れ始め,最終的には笑顔を見せ,楽しく生き物調査をしている様子でした。
また,水質調査では,農業用水路の水を使ってpH,CODを計測し,農業用水路の水が生き物にとって住みやすい環境なのかどうかを子供たちに調べてもらいました。子供たちは,スタッフの説明を終始興味深い様子で聞いており,とても有意義な学習の場となりました。
学習の最後に,ため池や用水路での水難事故が絶えないことから,事故防止のチラシを配布し,危険な用水路等では遊ばないよう説明しました。
水質調査の様子
水難事故防止のチラシ
本活動を終えて子供たちから,「田んぼの様々な役割について知ることができて,とても勉強になった」「この活動を通して生き物が少し好きになった」などの感想をいただきました。当部ではこれからも,「田んぼの学校」の活動を継続し子供たちの農業,農村に関する学習を支援していきます。
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