平成23年産麦類の放射性物質調査結果について
宮城県では,県産大麦及び小麦の安全性を確認するため,平成23年6月から8月にかけて,県内全域を対象に,麦の収穫後・販売前のロット(集荷単位)について,放射性物質調査を実施しました。
その結果,調査を実施した27点すべてにおいて,国が定める暫定規制値500Bq/kgを超える放射性物質は検出されませんでした。
生産者の皆さまには,調査の実施にご協力いただき,ありがとうございました。
消費者や実需者の皆さまには,今まで同様に宮城県産大麦及び小麦をご利用くださいますようお願い申し上げます。
平成23年8月19日
調査結果一覧(PDF:11KB)
(参考)【平成23年産麦の放射性物質調査の概要】
1調査対象地域とその考え方
調査対象地域:国から指定された白石市,角田市,大河原町
- 麦の出穂・開花期における空間放射線量率が平常時の範囲を超える市町村(0.15μSv/h以上)
- 土壌モニタリング調査で,農地土壌中の放射性セシウム濃度が1,000Bq/kg以上だった市町村
調査対象地域外:福島県との隣接県であることから,産地の広がりや生産者団体等からの要望等を踏まえ,国指定の市町以外の麦を生産する全市町村を,県任意の調査対象とする。
2サンプリングの方法と考え方
ロットの設定
- カントリーエレベータ(CE):サイロビンを1調査ロットとして設定
- CEではないもの:倉庫毎に,概ね300tを上限として1調査ロットを設定
- 国指定の調査対象では,麦種毎に全ロットを調査した。また,規格外麦についても,別に調査ロットを設定し,全ロットを調査した。
- 県任意の調査対象では,初めの1ロットを調査した。規格外麦については,1,2等麦が基準値を超えていないため,調査は実施していない。
- 調査ロットは,原則として市町村単位(市町村内に複数のJAがある場合はJA単位)に1ロットを設定した。
- 生産見込み10t未満の市町村はJA単位で1ロットとし,また,大麦,小麦両方の作付けがあり,いずれか10t未満の時は1ロットで代表した。