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平成25年2月15日,東日本大震災で大きな被害を受けた東松島市大曲地区において,宇都宮大学農学部の学生による現地視察が行われました。
この現地調査は,1月15日に宇都宮大学で行われた公開授業「震災復興と農村計画」での震災当時の様子や復旧・復興の現状と課題についての話題提供をきっかけに,宇都宮大学で実施している「被災地と大学の交流から始める“復幸再美”プロジェクト」の一環として実施されたものです。
当日は震災後約2年が経過した農地や大曲第二排水機場,定川仮締切工事現場などを視察するとともに,実際に現場で行われているEC測定(簡易塩分濃度測定)を学生に実施してもらいました。
EC測定は,津波被害を受けた農業用排水路等で行い,測定の結果,水稲の生育に影響を及ぼす数値を遥かに超える値を示すところもありました。宇都宮大学水谷教授は,「本日の現地視察を通して,農学部の授業で学んでいることが,実際に,被災地の現場で実施され,役立っていることが実感できたと思います。」と述べました。
大曲地区では,平成24年度より農地の区画整理工事を行い,地区全体として3ヶ年の計画で,順次営農再開を目指していきます。この日は,被災地の被災状況、復旧復興状況を知っていただく良い機会となりました。
現地視察の様子
大曲地区被災農地
EC測定の様子
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