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平成24年5月11日,東日本大震災の津波により被災した東松島市大曲地区内の水田において,平成24年度の営農再開にあたり,豊作及び農作業の際の事故防止とともに地域復興を祈願する「豊作・復興祈願祭」が河南矢本土地改良区の主催により行われ,地元選出議員,国・県・市等の関係機関,地域農業者等約30名の関係者が出席しました。
河南矢本土地改良区管内の農地では,約5,000haのうち約990haが浸水しました。昨年の春には,堆積土砂や瓦礫の流入のない農地で除塩作業を行い約190haの作付けを行いました。今年は,堆積土砂等が比較的少なかった農地約320haで災害復旧工事が完了し営農再開することができました。
式典では,最初に神事が執り行われ,関係者による玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われました。
河南矢本土地改良区の佐藤理事長からは「管内にはまだ多くの作付け不能な農地がある。一日も早い営農再開を目指したい。」とのあいさつが,東松島市阿部市長からは「目に見えて復興を実感するには営農作業をしている景観そのものが元通りになることが重要。皆さんのこれまでの努力に感謝申し上げる。」とのあいさつがありました。
式典後,地元農家の菅原さんとご家族により,参加者の見守る中,営農を再開する農地で田植え作業が行われ,ひとめぼれが植えられました。
河南矢本土地改良区管内で被害の大きい海岸寄りの約480haの農地は,今年度以降,順次復旧工事を進めていきます。
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