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東松島市大曲地区 豊作・復興祈願祭

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平成25年5月20日,東日本大震災の津波により被災した東松島市大曲地区内の水田において,平成25年度の営農再開にあたり,豊作及び農作業の際の事故防止とともに地域復興を祈願する「豊作・復興祈願祭」が河南矢本土地改良区の主催により行われ,地元選出議員,国,県,市等の関係機関,地域農業者等約40名の関係者が出席しました。

河南矢本土地改良区内の大曲地区においては,地震による地盤沈下や地区沿いを流れる2級河川定川の堤防が津波で決壊するなどにより142haもの農地に甚大な被害を受けました。そのような中,平成24年度は,用排水路や農道の復旧及び新設,農地に堆積した津波堆積物の撤去や農地復旧除塩等を実施し,31haの農地復旧を行い,今年度より営農が再開されました。

式典における神事の様子式典では,最初に神事が執り行われ,関係者による玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われました。

河南矢本土地改良区の佐藤理事長は,「未だに深い傷跡が残っており,一日も早い復旧復興が望まれる」と述べ、,東松島市阿部市長から「142haのうちの31haだが,大きな前進である。27年度までに142ha全てで農地復旧を目指す」と挨拶がありました。

田植えの様子式典後,株式会社「ぱるファーム大曲」により,参加者の見守る中,営農を再開する農地でひとめぼれが植えられました。

田植え機には「進み続ける復興 待ち望んだ復耕 その先に復幸あり」というスローガンを載せた垂幕が掲げられました。

河南矢本土地改良区管内全体の農地では,約5,000haのうち約990haが浸水しました。平成23年度に約190ha,24年度には約320haの営農を再開し,今年度作付けできるようになった農地は今回の大曲での営農再開を含め213haとなります。今年度までに営農を再開した農地は約723haとなりました。

残る,特に被害の大きい海岸寄りの約267haの農地は,今年度以降順次復旧工事を進めていき,一日も早い営農再開を図ります。

平成25年 大曲地区豊作・復興祈願祭 資料(PDF:1,638KB)

平成23年5月に撮影した,被災後の大曲地区の農地
平成23年5月26日 大曲地区(被災状況)

平成25年5月に撮影した,復旧が進む大曲地区の農地
平成25年5月1日 大曲地区(復旧状況)

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