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令和元年6月21日(金曜日)に大崎合同庁舎において,「北部管内公民館等職員研修会」を実施しました。
北部管内の社会教育行政職員及び公民館等社会教育関連機関職員並びに指定管理公民館等職員等,19名が参加し,地域の生活文化の振興,社会福祉の増進に寄与する学習機会を企画・提供できるように,その知識や方法の更なる習得を目指し,講義や演習を通して研修しました。
【講師】白石市立小原小学校・小原中学校 校長 成瀬 啓 氏
小原小学校・小原中学校は,平成20年度から「白石市小原地区特認校制度」指定校としての取組を始め,継続しています。今年度は,成瀬校長の下,キャッチフレーズを「力をつける」と掲げ,≪「小規模校」かつ「小中併設校」の特色を生かし,一人一人の『一歩』を,認め,伸ばし,「力をつける」学校を目指す≫として,学校教育を展開しています。
成瀬校長は,小原地区の様子を話し,少子化や過疎化が進む地域でありながら,それを“課題”とせずに“強み”としている姿勢を示し,「地域の特色を生かした学習」や「地域との合同行事」などの特色のある教育活動を展開して成果を上げていることを紹介しました。また,自身の少年期を振り返りながら,その成長とともにあった公民館や地域コミュニティに,有用な機能や特性がたくさんあったということを確認し,示しました。
第3期教育振興基本計画については,その基本方針に“社会の持続的な発展”をキーワードとした「生涯学び,活躍できる環境の整備」が掲げられていること,この背景に『まち・ひと・しごと創生総合戦略』があることを関連付けて示し,施策目標の達成を目指した公民館としての取組や実践が求められていることを説明しました。
さらに,これを重点化した取組の一つとして「地域学校協働活動」の意義を再確認し,学校を支える地域の存在の大きさについて話しました。
各地域の課題について,「生涯学習機能」「地域交流機能」「地域支援機能」の3つの観点に基づいて洗い出し,地域活動を改善・向上するための学習プログラム作りの教授を受けました。成瀬校長は,これまでの実践に改善を加える視点として,“Research”の視点をもつことの意義を示し,“R-PDCAサイクル”の有意性について,学校の授業づくりを例に挙げながら,参加者に分かりやすいように講義しました。
成瀬校長のファシリテーションにより,参加者は上記の3観点ごとに分かれたグループ編成で,作成した学習プログラムについて意見交換しました。各館で取り組んだ事業の成果や課題,これからの展望等について,活発に協議することができました。
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