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2012年8月12日(日曜日) 午前5時
閖上漁港周辺
いろは
2,000立方メートル
大人3人
名取バルーン・チーム「風船小僧」
不要
無料
いまから二十年前、名取のこどもたちが元気にすくすく育ってほしいという願いで開催された「なとりこどもまつり」で、大きな気球をつくりました。お母さんたちが、布を切って、ミシンで縫い上げた熱気球は、5月5日のこどもの日に、名取の青い空にこどもたちの夢をのせて浮びました。
やがて手作りした熱気球は寿命をむかえ、二代目の熱気球を購入しました。これはアメリカ製で、名前を「こんぺい島」とつけて、多くの子どもたちを乗せました。この気球も長年使いましたので、三代目の気球を購入しました。
これが今回係留する「いろは」という熱気球です。東欧のチェコ製で、大きさは2,000立方メートルで、大人が3人乗ってフライトができます。色とりどりのパネルを使用しているので、見ているだけで楽しくなります。普段は、稲刈りが終わった広い田んぼでのんびりと空中散歩を楽しんでおります。
実はこの熱気球、閖上の倉庫においていたものですから、東日本大震災の津波で流されました。がれきの中から見つけ出し、多くの熱気球の仲間がきれいに洗浄してくれました。安全に飛べるように壊れたところを修理して復活した熱気球です。
いろは
鎮魂と復興への願いは同じです。今回、新宮晋さんのアートプロジェクト「元気キャラバン閖上」で、地元の私たちの熱気球「いろは」が係留できることに感謝します。朝日に輝く《元気のぼり》と、《ウインドキャラバン作品群》を熱気球にのってご覧ください。
(文責 大久保ちから)
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