施設概要(施設の紹介、指導調査船の紹介)
宮城県水産技術総合センターの施設は、本所が石巻市に設置されているほか,気仙沼水産試験場,内水面水産試験場がそれぞれ整備されています。センター本所の付属施設として、七ヶ浜町松ヶ浜に養殖生産チームの種苗生産施設、石巻市魚町に水産加工開発チームの公開実験棟が整備されています。また、本所には漁業調査指導船2隻が配備されています。
研究施設の紹介
水産技術総合センター 本所
- 所在地:石巻市渡波字袖ノ浜97番6
- 敷地面積:23,443平方メートル
- 研究施設:試験研究棟,屋内飼育棟,屋外飼育水槽,研修棟
- 主な研究設備・機器:栄養塩オートアナライザー,多項目水質計,PCRサーマルサイクラー,ゲルマニウム半導体検出器,蛍光顕微鏡,ソックスレー抽出機,高速液体クロマトグラフ,ガスクロマトグラフ,原子吸光分光光度計 等
養殖生産チーム 種苗生産施設
- 所在地:七ヶ浜町字松ヶ浜字浜屋敷142ー1
- 敷地面積:36,211平方メートル
- 研究施設:管理棟,母貝飼育・二枚貝生産棟,屋内アワビ採苗飼育棟,屋外アワビ飼育水槽,アワビ選別作業棟,屋外アワビ飼育水槽,屋外ヒラメ中間育成水槽
- 主な研究設備・機器:高圧滅菌器,紫外線殺菌装置,自動給餌器,定量秤,生物顕微鏡,実体顕微鏡,万能投影機,インキュベーター,チェストスフリーザー,溶存酸素計,水温・塩分計 等
水産加工開発チーム 水産加工公開実験棟
- 所在地:石巻市魚町2丁目2-3
- 敷地面積:3,234平方メートル
- 研究施設:原魚加工室,調味加工室,包装室等
- 主な研究設備・機器:サーモンスライサー,電子スモーク装置,自動成型真空包装機,粉砕機,湿式粉砕機,加熱水蒸気調理機,伸展機,超低温フリーザー,自動包あん機,半自動バキュームシーマー,すり身製造機器,多用型真空包装機,レトルト殺菌装置 等
- 所在地:気仙沼市波路上岩井崎107
- 敷地面積:6,000平方メートル
- 研究施設:本館,種苗生産棟,取水棟
- 主な研究設備・機器:温度勾配恒温器,精密培養室,海水調温装置 等
- 所在地:黒川郡大和町吉田字旗坂地内
- 敷地面積:30,424平方メートル
- 研究施設:研究管理棟,屋内水槽棟,特殊採卵計測室,孵化場
- 主な研究設備・機器:万能生物顕微鏡,クリーンベンチ,乾熱滅菌器 等
漁業調査指導船の紹介
漁業調査指導船「みやしお」
- 総トン数:199トン(登録長36.07m,幅7.6m,深さ3.2m)
- 最大搭載人数:20名
- 主機関:ディーゼル機関,1471KW(速力 最大14.5ノット,巡航13.0ノット)
- 調査海域:沿岸~沖合域
- 観測装置,漁労機械等:ケーブル式CTDシステム,多層式ADCP,計量魚群探知機,海底地形探査装置,表層モニタリングシステム,いか釣り機,スキャニングソナー,トロールウィンチ 等
漁業調査指導船「開洋」
- 総トン数:19トン(登録長15.9m,幅4.3m,深さ1.5m)
- 最大搭載人数:11名
- 主機関:ディーゼル機関,610KW(速力 最大17.9ノット,巡航15.1ノット)
- 調査海域:浅海~沿岸域
- 観測装置,漁労機械等:メモリ式CTD,多層式ADCP,表層モニタリングシステム,魚群探知機,トロールウィンチ,ボールローラー 等