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本県では平成11年の財政危機宣言以降、絶え間ない行財政改革の取組を行ってきた結果、財政再生団体への転落を回避し、財政健全化に向けて一定の成果を挙げてきました。
しかしながら、今後、県税収入などの一般財源の大幅な伸びが期待しにくい中、社会保障関係費や復興事業により整備した施設・設備の維持管理費、公共施設の老朽化対策費など、増加が避けられない経費への対応が求められることから、厳しい財政状況が続くと見込まれます。
一方で、国の定める「第2期復興・創生期間」における復興事業を着実に推進するとともに、県政の諸課題解決のため「新・宮城の将来ビジョン」に掲げる将来像実現に向けた施策に取り組み、富県躍進による県勢の発展を目指す必要があります。
これらを踏まえ、今後の財政運営に当たっては、政策効果の高い事業に重点的に予算配分を行うなど資源の効率化に努めるとともに、財政状況悪化の予兆を捉え早期に改善策を講じるなど、持続可能性に十分配慮した上で、戦略的に取り組む必要があります。
そこで、「みやぎ財政運営戦略(第3期)」では、令和3年度から令和6年度の4年間を計画期間とし、「財政の健全化と持続可能な財政運営の実現」「富県躍進に向けた予算重点配分の実現」を目標に定め、健全化判断比率及び県債残高の適正管理に配慮しながら、歳入確保策、歳出削減策、将来負担の軽減及び財政運営上の課題の早期発見・対処に取り組み、持続可能な財政運営を堅持しつつ、県民一人ひとりが安心して暮らせる地域づくりを実現していきます。
中期的な財政見通しは、当初予算案編成時点における経済情勢や地方財政制度などを前提とした一定の仮定の下、当面の財政見通しを機械的に試算したもので、中期的視点に立った財政運営を検討していくための参考とするものです。
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