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「依存症」は物質や行動がコントロールできなくなってしまう「病気」です。アルコールや薬物、ギャンブルなどを”一度始めると自分の意思ではやめられない”、”毎回、やめようと思っているのに、気が付けばやり続けてしまう”それは「依存症」という「病気」かもしれません。依存症はご本人だけでなく、ご家族の方も悩み苦しんでいます。
依存症の問題の一つにお酒の問題があります。お酒はストレスを解消してくれたり、人間関係を円滑にしてくれたりするなどの良い面もあります。しかし、過度の飲酒はアルコール依存症などの回復の難しい病気につながったり、家族や周囲の人まで巻き込むような大きなトラブルを引き起こしてしまったりすることもあります。
宮城県では生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人(1日あたりの純アルコール量が男性40g以上、女性20g以上)の割合は男性17.6%、女性10.4%と増加傾向にあります。お酒の問題は宮城県でも深刻な状況です。
アルコールを飲みすぎると身体に悪いことが知られています。習慣的に飲酒を続けていくことで肝臓や脳はもちろん、その他にも多くの臓器に悪影響を及ぼします。
「酒は百薬の長」…されど「万病のもと!」適量を守って飲酒することが大切です。上記のような症状が現れている場合は、お酒との付き合い方を見直してみましょう。
アルコール依存症とうつ病は合併の頻度が高く、アルコール依存症にうつ症状が見られる場合や先にうつ病にかかっていて後からアルコール依存症になる場合などがあります。アルコールと自死も強い関係があり、自死した人の3分の1は直前に飲酒しています。また、習慣的な大量飲酒やアルコール依存は自死の危険を高めます。
お酒と上手に付き合う中で、最も重要なことは適量を守ることです。適量とは、2ドリンクまで(1ドリンク=純アルコール換算で約10g)です。女性や高齢の方はこの半分の量です。お酒の種類ごとの目安を参考にしてください。ただし、適量には個人差があります。自分の体の状態に合わせて適度な飲酒を心がけてください。
AUDIT(オーディット)は、WHO(世界保健機関)が開発した飲酒問題の程度を調べる10項目のテストです。ご自身のお酒の量についてチェックしてみましょう。
依存症は問題が複雑なことが多く、ご本人やご家族だけで解決することが難しいことが多いです。仙南保健所(仙南保健福祉事務所)では、依存症という病気で困っているご本人やご家族、関係者が困っていることについて、専門の相談員による相談をお受けしています。話すことで気持ちが楽人なることもあります。秘密は守られますので、安心してご相談ください。
詳細については下記ご案内をご覧ください。
依存症家族教室に初めて参加を希望される方で個別相談を利用したことがない方には保健師が事前にお話しを伺います。
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