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県内では10月以降,伝染性紅斑(りんご病)の患者が増加しており,現在も流行が続いております。
伝染性紅斑は幼児・学童を中心に流行がみられる感染症ですが,抗体がない人であれば誰でも感染する可能性があります。
伝染性紅斑(りんご病)の感染拡大防止とともに,これからインフルエンザやノロウイルスによる感染性胃腸炎の流行期に入りますので,感染拡大を予防するため,咳エチケット・石けんと流水による手洗いの徹底等の対策をお願いします。
1定点医療機関当たり患者報告数:5.64(全患者報告数333人/59定点医療機関)
ヒトパルボウイルスB19により感染します。
両頬に境界鮮明な紅斑(蝶翼状-リンゴの頬)ができ,続いて手・足に網目状・レ-ス状の紅斑が現れます。成人では関節痛・頭痛を訴えることもあります。
頬に発疹が出現する7~10日くらい前に,微熱や感冒様症状などの前駆症状が見られることが多いです。
予後は良好で,発疹は1週間程度で消失し,自然に回復します。ただし,妊婦が感染すると胎児の異常(胎児水腫)や流産を引き起こすことがあります。
幼児・学童に多くみられます。
10~20日
咳やくしゃみなどによる飛沫感染です。
微熱や感冒様症状が見られることの多い時期(紅斑出現の7~10日くらい前)のウイルス排出量が最も多く,発疹が出る頃には感染性はありません。
咳が出るときは,マスクの着用をするなど咳エチケットを心がけましょう。また,石けんと流水による手洗いの徹底も有効です。
特別な治療法はなく,症状を楽にする方法(対処療法)が行われます。
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