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平成30年4月24日(火曜日)に多賀城市の仙塩浄化センターにおいて,「仙塩浄化センター消化ガス発電所発電開始式」を開催しました。
仙塩浄化センター消化ガス発電所は,宮城県内初となる消化ガス発電所で,下水の処理工程で発生する「消化ガス」を有効利用するための施設です。
発電開始式には,宮城県議会議員の皆様をはじめ,多くの関係者に御参加いただきました。また,発電事業者である株式会社大原鉄工所から事業概要の説明を行った後,発電開始セレモニーにより消化ガス発電所の運転を開始しました。
仙塩浄化センターでは,これまで下水の処理工程で発生する消化ガス約245万Nm3/年のうち,約70%を焼却炉等の燃料として有効利用し,残りの約30%は焼却処分していました。
本事業は,この未利用だった30%の消化ガスの有効利用を図るため,平成27年度から検討を開始し,平成28年度に発電事業者の募集と株式会社大原鉄工所の選定及び協定の締結,平成29年度に発電施設の建設を行い,平成30年4月から発電を開始しました。
発電施設の管理運営は,株式会社大原鉄工所が行い,県から購入した消化ガスを利用して20年間発電を行います。県では,消化ガスの売却により20年間で約4億円の収入が見込まれ,この新たな収入は下水道経営の健全化に活用してまいります。
事業期間 | 平成30年4月から20年間 |
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計画出力 | 350kW(発電機(50kW)×7台) |
年間予定発電量 | 200万kWh/年 |
20年間の県の売込収入見込額 | 4億円 |
(左)宮城県土木部長の挨拶,(右)発電開始セレモニー
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