宮城県地方分権セミナーの開催概要
平成29年2月14日(火曜日) 午後2時30分~午後4時40分 於:パレス宮城野
宮城県では,地方分権の推進を目的とし,「宮城県地方分権セミナー」を開催しました。
セミナーには県及び市町村の職員を主に100名以上の方に参加いただきました。
基調講演 「地方分権改革 ~現状と課題~」
講師 法政大学法学部教授 髙橋 滋 氏
(一橋大学元副学長,地方分権改革有識者会議 提案募集検討専門部会長)

講演 「地方分権改革に関する提案募集 ~自治体の施策への活用~」
講師 内閣府地方分権改革推進室 参事官 荒木 健司 氏

概要
- 基調講演では、法政大学 髙橋 滋 教授(地方分権改革有識者会議 提案募集検討専門部会長、元一橋大学副学長)から、地方分権改革の経緯や課題,分権を推進する意義などをお話しいただきました。地方分権を進めるには,自治体職員が第一次分権改革から三位一体の改革、第二次分権改革と続く経緯や背景を踏まえた上で、「自治事務」と「法定受託事務」の違いや「従うべき基準」と「標準」、「参酌すべき基準」の違いなどを正しく理解することが重要であるとの説明があり、県及び市町村が施策を考える上で数多くの示唆をいただきました。
- 内閣府地方分権改革推進室 荒木参事官からは、地方分権改革に関する提案募集について具体的な事例を交えてわかりやすく説明いただきました。
また、提案募集方式が導入されてからのこれまでの3年間で蓄積されてきた様々な知見の「見える化」を行い、提案募集の知恵と工夫(ノウハウ)を分かりやすく掲載した地方分権改革・提案募集方式ハンドブック(平成29年版)の配布がありました。
【ガイドブックはこちらからもご覧いただけます】http://www.cao.go.jp/bunken-suishin/teianbosyu/handbook.html(外部サイトへリンク)
- 研修後のアンケート結果では、「地方分権を巡る大きな流れや方向性が理解できた」「地方分権と地方創生は両輪であるとの視点は非常に興味深かった」「提案募集については全国から多くの提案があり改善されているのを知って,活用したいと思った」等の意見が寄せられました。