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「患者の咳やくしゃみでうつります」
「感染しても発病するとは限りません」
結核感染の殆どは、咳やくしゃみをした際に飛び散るしぶきの中の結核菌を吸い込み、その結核菌が肺までたどり着くことによって起こります。でも、吸い込んだ人の抵抗力が強いと発病せずに終わります。
発病するのは10人に1~2人程度です。
感染してから6ヶ月~2年の時期に発病する方が殆どです。
発病しても初期の頃は多くの人は症状がありませんが、進行すると咳・痰・血痰・微熱・胸痛・食欲不振などの症状が見られます。病状が進むと結核菌がどんどん増え、肺に空洞ができたりします。
咳・くしゃみのしぶきに結核菌が含まれるようになり、他の人に感染させることもありますし、適切な治療を受けなければ死に至る病気です。
また、結核菌は全身の臓器にも病気を起こします。
「風邪と間違えやすい初期症状!」
「長引く咳は要注意!」
結核は発病すると風邪のような症状が出ます。
咳・痰が長引く、微熱が出る、食欲が無い、寝汗をかく、だるい、胸痛などの症状が出ます。このような症状が1~2週間続き、いったん良くなったようになりますが、また同じような症状が繰り返されます。症状が風邪に似ているため、売薬の風邪薬を飲んで様子を見ていて治療が遅れる人もいますので、咳・痰が2週間以上長引くような時は早めに受診しましょう。また、稀に症状の出ない人もいますので、年に一回は胸部レントゲン検査を受けましょう。
全ての結核患者が、他の人にうつす可能性があるわけではありません。
結核は、咳やくしゃみをした際に飛び散るしぶきの中の結核菌を吸い込むことにより感染しますので、基本的には結核患者さん以外からは感染しません。肺結核の中でも結核菌が痰の中に混じっている状態の人は混じっていない人より10倍感染率が高いと言われています。感染は、どのような状態の患者さんと接触したかによって違います。
上記のような人が結核になるリスクが高いと言われています。
なかなか減少せず,近年はおおむね横ばいとなっています。結核はまだまだ恐い病気!
となっています。
となっています。
結核は過去の病気と思われがちですが、患者はなかなか減少せず、油断ならない病気です。これはお年寄りの結核患者が増えていることや、集団感染が増加しているためです。若い人達では結核菌を排菌している状態で発見される人も多くなっています。
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