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パイプハウスの骨組みに防虫ネットを全面に展張したハウス(以下ネットハウス)は,防虫対策のほか,台風の暴風対策,施設栽培における高温障害回避のため,沖縄や西日本を中心に導入が進んでいます。
一方で,ネットハウスは秋冬期の保温機能が低く,宮城県において夏期にネットハウスを利用した場合,秋冬期の活用が課題となっていました。当研究所では,ネットハウスに簡易巻き上げ式雨よけを設置し,8月咲きキクの後作として一本立ちストック「アイアンホワイト」,分枝系ストック「カルテットパープル」を栽培する条件を検討しました。その結果,簡易巻き上げ式雨よけを設置したネットハウスでは,両品種を8月下旬に定植すると11月中旬に切り花が得られ,慣行パイプハウス栽培よりも切り花品質が向上するという結果が得られました。
今後も,各種品目の栽培方式の確立など,花きの生産振興に向けた研究に取り組んでいきます。
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