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復旧農地における肥効調節型肥料の植え溝施肥によるネギ生育改善効果(PDF:180KB)
津波被災後の復旧農地では,地力不足や排水不良によるネギの生育不良が問題となっています。その対策の一つとして,低保肥力や土壌水分過多などの不良条件でも安定した肥効が期待できる肥効調節型肥料(肥効持続のために肥料成分の溶出を調節した肥料)を用いた,ネギ植え溝施肥による生育改善効果を調べました。
復旧農地でのネギ秋冬どり作型において,肥効調節型肥料をネギの植え溝に施肥することで,追肥回数を慣行施肥体系の4回から1回に節減でき,さらに2割程度高い収量が得られました(表1,図1,図2)。
図1ネギの植え溝施肥(作溝後,定植直前に溝施肥)
図2ネギの可販収量(現地試験(平成30年~令和2年)の3年間平均値)
現地ほ場では牛ふん堆肥や土壌改良資材を施用しているため,リン酸及びカリ含量の低いエコロング250-140日タイプを用いています。
エコロング250には速効性の窒素成分が含まれていないため,ハイパーCDU細粒5の育苗箱施用と組み合わせています。
より詳しい内容は「普及に移す技術」第97号(令和4年発行)「復旧農地における肥効調節型肥料の植え溝施肥によるネギ生育改善効果及び堆肥施用基準」をご覧ください。
普及に移す技術第97号/普及技術4「復旧農地における肥効調節型肥料の植え溝施肥によるネギ生育改善効果及び堆肥施用基準」
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