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宮城県水産技術総合センター内水面水産試験場では、アユ釣り解禁前の情報提供と資源管理のための基礎データを得るため、広瀬川において、毎年5月と6月にアユの遡上状況を調査しています。
宮城県では、アユの稚魚や卵を持った親が捕まえられるのを防ぐため、宮城県漁業調整規則により、1月1日から6月30日までアユの採捕を禁止しています。また、宮城県の規則以外に、それぞれの川の漁業協同組合でも採捕を禁止する期間を決めています。
令和6年度広瀬川アユ遡上調査結果(6月分)(PDF:684KB)
令和6年度広瀬川アユ遡上調査結果(5月分)(PDF:695KB)
<過去の調査結果>
7月のアユ釣り解禁前の当調査結果により、どれくらいのアユが遡上しているのか、資源動向を把握することができます。また、堰堤をはさんだ上流・下流の調査定点の資源動向を把握することで、堰堤がアユの遡上に与える影響や、魚道設置による遡上への改善効果等を確認することができます。
<調査点図>
5月、6月の各月2回
<調査の様子>
<採集したアユ>
<アユの大きさ(標準体長)>
アユは秋の終わり頃に川で生まれ、すぐに海に下ります。海に下ったアユの稚魚は、春まで海の浅いところで暮らし、4月~6月に川へ遡上して成長し、9月~11月頃に川で産卵します。アユは産卵を終えると死ぬため、1年で一生が終わります。そのため、年魚と呼ばれます。また、スイカやキュウリのようなにおいがすることから、香魚とも呼ばれることがあります。川に生えている藻を食べるためにこのようなにおいがするといわれています。海ではプランクトンを食べており、藻を食べるようになるのは川に入ってからです。
<アユの生活史>
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