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東日本大震災からの復興に前向きに取り組んでいる企業や団体などを村井知事が訪問する「“みやぎの復興現場”訪問事業」を10月8日(火曜日)に実施しました。
この日は,気仙沼地方振興事務所管内の広域気仙沼・本吉圏(1市1町)において「株式会社みらい造船」,「南三陸町高齢者生活支援施設 結(ゆい)の里」を訪問しました。
最初に訪問した気仙沼市の「株式会社みらい造船」は,東日本大震災で被災した気仙沼市の造船4社が設立し,後に合併した造船会社です。新工場は5月に完成し,船をエレベーターのように垂直に上昇させ,台車で水平移動する「シップリフト」方式を国内で3番目に採用しました。船体の損傷リスクを回避できるほか作業効率の向上が図られることから,受注拡大が期待されています。
工場の事業概要やシップリフトの構造について説明を受けた後,実際に工場内のシップリフト施設を見学しました。知事は,「4つの造船所が1つになり,新しい技術を取り入れた非常に効率的な施設に感動した。このような事業を地元に増やし,新たな雇用を生み出せるように応援していきたい」と述べました。
次に訪問した南三陸町の「南三陸町高齢者生活支援施設 結の里」は,災害公営住宅に隣接して建設され,高齢者のデイサービスと居宅介護支援事業を行うほか,地域住民との交流の場が併設された複合施設です。地域の人々が気軽に集い,デイサービスに通う高齢者とふれあう「えんがわカフェ」や,共に昼食を作り食事を楽しむ「みんな食堂」など,多世代交流を推進し,支え合いの拠点となっています。
社会福祉協議会の施設の開所に至る取組や結の里の事業概要の説明を受けた後,施設での利用者の生活の様子を見学しました。知事は,「コミュニティ再生をはじめとしたソフト面の復興は道半ばで,この施設は問題解決のモデルになる」と述べました。
工場敷地内のシップリフト施設等を見学(株式会社 みらい造船)
事業概要等の説明を受ける様子(南三陸町高齢者生活支援施設 「結の里」)
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