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東日本大震災からの復興に前向きに取り組んでいる企業や団体などを村井知事が訪問する「“みやぎの復興現場”訪問事業」を5月23日(木曜日)に実施しました。
この日は,大河原地方振興事務所管内の広域仙南圏(2町)において「株式会社ミヤギタノイ」,「酪農ガールズ・株式会社ゼルコバドリーム」を訪問しました。
最初に訪問した「株式会社ミヤギタノイ」は,ねじ加工工具の専門メーカー田野井製作所の子会社として七ヶ宿町で操業し,ものづくりを通して人づくりをすることでより豊かな世の中に貢献できる企業を目指しています。「ゼロチップタップ」は第4回みやぎ優れMONO認定,第11回では2製品目として「スカットドリル」が認定されました。さらに,認定製品の売上が大幅に伸長している点等の評価によりみやぎ優れMONO実行委員長賞も受賞するなど,高い技術力のある企業です。
会社の概要の説明を受けた後,工場で製品の製造工程や若手職員が活躍する様子を見学しました。
次に,仙南地域の若手女性酪農家によって結成された「酪農ガールズ」による活動報告を受けるため,団体代表の家族が経営する牧場「株式会社ゼルコバドリーム」を訪れました。酪農ガールズは,酪農を学ぶための現地研修会や技術講習会の他にも料理教室やフラワーアレンジメントなどの多彩な講習会も開催し,世代間交流や悩みや喜びを共感できる仲間作りの場ともなっている団体です。
ゼルコバドリームでは,酪農経営と生乳の加工販売による第6次産業化の取り組みも行っており,事業概要の説明後,絞りたての生乳と独自の乳酸菌を用いて製造しているヨーグルトの試飲や,加工販売施設「アトレイユ」の見学を行いました。
知事は,「いずれも柔軟な発想と努力で高付加価値の製品やサービスを生み出している。復興や経済成長を遂げる上で,地元にこうした組織があることが重要だ」と述べました。
工場内でねじ加工工具の製造工程を見学(株式会社ミヤギタノイ)
酪農ガールズから活動状況の説明(酪農ガールズ・株式会社ゼルコバドリーム)
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