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平成27年10月5日
議長のお許しをいただきましたので、この際、一言あいさつを申し上げます。
先月三日に開会いたしました今議会も、間もなく一か月に及ぶ日程を終えようとしておりますが、会期中に「平成二十七年九月関東・東北豪雨」に見舞われ、我が県も洪水等により大きな被害を受けました。ここに改めて、お亡くなりになられました方々に哀悼の誠を捧げますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。また、議員の皆様には、連日にわたり慎重かつ熱心に御審議を賜り、平成二十七年度一般会計補正予算案をはじめとする提出議案のすべてを原案どおり可決、認定していただきました。この場をお借りいたしまして厚く感謝申し上げる次第であります。
今議会は、議員の皆様にとりまして今任期中における最後の議会でありますので、その閉会に当たりまして、皆様にこの四年間の御礼を申し述べさせていただきたいと存じます。
議員各位におかれましては、平成二十三年の選挙におきまして当選の栄誉を得られ、以来、今日まで県民の代表としてその重責を全うされ、県政の発展に多大な御尽力を賜りました。
この四年間を振り返ってみますと、東日本大震災からの一日も早い復旧・復興を目指して、議会と執行部が共に汗をかきながら、時に熱い議論を交わし、時に励まし合い、手を携え合って日々歩み続けてきたものと感じております。この間議会に対しましては、数度にわたって臨時会の開催をお願いしたばかりでなく、一つの会期中に二回、三回と重ねて補正予算案を提案いたしましたほか、多数の工事関係議案を次々に提案し、しかも早期議決をお願いするなど、今になって考えれば、私といたしましても随分無理難題を申し上げたと思うようなこともございました。それにも拘わらず、これまでの前例にない申入れに対しましても、議会として常に真摯に受け止めてくださり、速やかな御審議に精一杯の御努力を賜りました。また、復興に関する諸課題の解決に向けて、議会自ら国に対して繰り返し意見書を提出し要望活動を行うなど積極的に取り組まれ、私も幾度となく心強い思いをしたところであります。私にとりましては、議会と執行部が県政の車の両輪であることを改めてかみしめることのできた四年間であり、一日も早い復旧・復興に議会として果たされた役割は極めて大きかったものと衷心より御礼申し上げる次第であります。
また、この四年間に制定された議員提案条例は、先ほど可決成立したものを含めて三件に上り、宮城県議会の高い政策立案能力を遺憾なく発揮された賜であると深く敬意を表するものであります。
この四年間は、地方自治法の施行後六十八年にわたる宮城県議会の歩みの中におきましても、大変密度の濃い、後世の記録に特筆される期間であったことはまぎれもありません。ここに、県民の皆様を代表し、これまでの御労苦と御努力に対しまして、厚く感謝と御礼を申し上げます。
皆様の任期もあとわずかとなりました。目前に迫ります県議会議員の改選に臨まれる議員におかれましては、重ねて御当選の栄に浴され、引き続きこの議場で震災からの復興そして県政発展のために御活躍されますよう、御健闘をお祈り申し上げます。
また、今期をもちまして十二名の議員の方々が御退任され、後身に道を譲られると伺っております。御退任なされます今野隆吉議員、千葉達議員、中村功議員、石橋信勝議員、小野寺初正議員、横田有史議員、内海太議員、本多祐一朗議員、岩渕義教議員、小野隆議員、佐々木征治議員、佐藤詔雄議員におかれましては、長年にわたり県政発展のために多大な御尽力を賜りました。これまでの御功労に対しまして深甚なる敬意を表しますとともに、御健康に留意され、いつまでもお元気で御活躍されますことを心からお祈り申し上げる次第であります。
以上、尽きぬ名残を込めまして、御礼のあいさつとさせていただきます。誠にありがとうございました。
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