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低アミロース水稲品種「たきたて」は、登熟気温が高いと白米のアミロース含有率が低下し、10%を下回ると玄米の白濁が顕著となった。白米アミロース含有率が10%以上となる出穂後5~24日の20日間の平均気温は、22.1℃以下であり、そのための宮城県北部における出穂期は8月19日頃である。この出穂期となる作期は直播栽培が有効であり、播種日の目安は5月15日頃である。湛水直播栽培において「たきたて」の収量を安定して確保するには、苗立本数は100~120本/平方メートル程度必要であり、苗立本数を確保するための播種量は、乾籾で0.4kg/aである。基肥量は窒素成分で0.5kg/a、追肥量は減数分裂期に0.1kg/aが適当と考えられた。
水稲、たきたて、低アミロース含有率、登熟気温、直播、播種期
低アミロース水稲品種「たきたて」における玄米白濁回避及び収量安定化のための湛水直播栽培法(PDF:303KB)
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