第9回「富県宮城グランプリ」受賞者紹介

富県宮城グランプリ受賞者

県内の市町村,企業・団体,地方振興事務所等による推薦（自薦を含む）のあった企業・団体（合計19件）から,県内の産学官の主要団体で構成する「富県宮城推進会議」幹事への意見聴取等を経て知事等が決定しました。

本県産業の発展,地域経済の活性化に最も貢献したと認めるもの。

富県宮城グランプリ
「受賞者」及び「受賞理由」
株式会社ティ・ディ・シー（外部サイトへリンク）　（利府町）産学連携により研磨加工技術を磨き,オンリーワン技術を確立している。その高い技術力は小惑星探査機「はやぶさ2」にも採用され,取引実績は国内外3,000社を超える。半導体,自動車,航空宇宙,医療機器等の世界最先端の産業に大きく貢献している。

ものづくり産業分野において,品質や生産性の向上,新商品の開発,新たな市場への参入,事業の協業化などに取り組んでいる企業等であって,地域におけるものづくり産業の模範となるもの。

ものづくり産業振興部門賞
「受賞者」及び「受賞理由」
工藤電機株式会社（外部サイトへリンク）（仙台市）アナログ回路,フィードバック制御分野等において技術の研鑽を積み重ね,高度な最先端電源技術は世界最高水準と称されている。これらの技術による製品は青葉山に整備される次世代放射光施設など国内外の試験研究機関等に採用されているほか,近年では,加速器科学分野のみならず医療分野等でも幅広く活用されている。

食産業分野において,6次産業化や高付加価値化,販路開拓などに取り組んでいる企業等であって,地域産業振興への貢献が顕著なもの。

「みやぎの食」振興部門賞
「受賞者」及び「受賞理由」
株式会社ヒルズ（外部サイトへリンク）（大河原町）ブランド豚「和豚もちぶた」を生産する県内最大規模の養豚事業者。直売所やレストラン,温泉施設等の併設による相乗効果によって集客力を高め,生産から販売までの一貫経営により大規模養豚経営を安定的に発展させており,地域産業・観光を牽引している。

産学連携による新技術の開発や,高度人材の育成・確保等,産業分野を問わず,革新的な手法により地域産業の模範となりえる成果をあげているもの。

地域産業革新部門賞
「受賞者」及び「受賞理由」
株式会社ラポールヘア・グループ（外部サイトへリンク）（石巻市）被災地の雇用創出,生活再建等の課題解決を図るために石巻市で創業し,宮城県を中心に23店舗（※）の美容室を展開。子育て中の女性や働く意欲のある高齢女性に雇用の場を提供し,子育てや家庭との両立,生きがいづくりなど女性のエンパワーメントに貢献している。　（※）受賞時点

独自技術や特筆すべきノウハウ,商品,サービス,ビジネスモデルなどがあり,今後の取組や成長などに大きな期待を持てるもの。その他,特別賞の授与にふさわしい特色を持つもの。

特別賞
「受賞者」及び「受賞理由」
有限会社オイカワデニム（外部サイトへリンク）（気仙沼市）「オリジナリティ」「メイド・イン・ジャパン」にこだわり,高い技術力に裏打ちされた高付加価値のデニム製品は,国内外で高い評価を得ている。また,廃棄されていた地元特産のメカジキの角（吻）を繊維化して製品化するなど新規性・独創性の高い製品作りを行っている。震災時は高台の工場を避難所として提供し,約150人が避難するなど,地域への貢献度も高い。