ここから本文です。
王城寺原補償工事事務所では、王城寺原演習場周辺障害防止対策事業により、自衛隊等による行為、又は防衛施設の設置、運用等に伴って生じる地域農業に対する障害の防止又は軽減を図るため、王城寺原周辺の堰の改修工事を実施しています。
詳しい事業概要はこちらをご覧ください。→王城寺原周辺障害防止対策事業概要
今回は、新田沢溜池工事の工事進捗状況についてお知らせします。
(1)事業の目的及び経緯
王城寺原演習場は、昭和33年に駐留米軍から返還され、陸上自衛隊による訓練が実施されるようになり、地形及び植生は変化し広い地域に渡って荒廃している状況である。
このため、降雨時には大量の土砂が貯水池に流入し、池内に堆積した土砂による取水施設の操作障害が生じ、下流農地では濁水被害も発生している。
よって、本工事にて取水ゲート及び土砂吐ゲートの補修を行い、新田沢溜池の機能回復を行うものであり、その内容は下記のとおりである。
(2)諸元
・形 式:均一型アースダム
・堤 高:14.00m
・堤 長:250.00m
・総貯水量:95,000m2
・貯水面積:21,000m2
・堤体積:89,162m3
1.浚渫工(V=4,681m3) 一式
2.堤体下流法面護岸工(A=3,682.8m2) 一式
3.斜樋、土砂吐改修工 一式
4.取水設備操作室 (木造平屋A=12.96m2) 1棟
5.取水ゲート (ステンレス製スライドゲート φ300 4孔) N=1基
6.土砂吐ゲート(ステンレス製スライドゲート B700×H700) N=1基
【工事着手前】
★撮影位置図
①下流より上流を望む
②右岸より池内を望む
③左岸より池内を望む
④取水ゲート(老朽化)
④取水ゲート(老朽化)【拡大】
⑤右岸より下流法面を望む
令和7年1月時点では、下記のとおり作業を行っております。
★撮影位置図
①池内堆積土の浚渫作業
②仮設道路設置(掘削作業)
③表土はぎとり完了(右岸から望む)
④表土はぎとり作業状況(左岸から望む)
④表土はぎとり完了(左岸から望む)
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください