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王城寺原補償工事事務所では、王城寺原演習場周辺障害防止対策事業により、自衛隊等による行為、又は防衛施設の設置、運用等に伴って生じる地域農業に対する障害の防止又は軽減を図るため、王城寺原周辺の堰の改修工事を実施しています。
詳しい事業概要はこちらをご覧ください。→王城寺原周辺障害防止対策事業概要
今回は、針前堰改修工事の工事進捗状況についてお知らせします。
※用水対策(善川水系)地区の概要と進捗状況、鋼製起伏堰(ゴム袋体支持式)(通称SR堰)については、
こちらをご覧ください。→用水対策(善川水系)地区の概要と進捗状況
針前堰の諸元
・形式:鋼製起伏堰(ゴム袋体支持式)
・敷高:TP33.080m
・純径間:W=7.7m
・有効高:H=1.6m
・設計(倒伏)水位:H=1.90m(TP34.980m)
・水密方式:前面3方ゴム水密
1.鋼製起伏堰(ゴム袋体支持式)製作据付 N=1基
2.下部工(旧躯体一部撤去及び二次コンクリート工) 1式
3.操作室改築 1式
工事着手前
※写真右側に写っている操作室も今回改築を行います。
令和5年9月時点では、下記のように工場で製作を行っています。
今回は、扉体と戸当りの製作状況について紹介します。
戸当りは扉体の付根の部分に当たります。
扉体は最大で60°起立することができ、角度によって堰上げ水位の調整を行うことができます。
【扉体】加工した鋼材を取付けています。
【戸当り】鋼材同士に溶接しています。
【組立状況】扉体と戸当りの接合具合を仮組立し、確認しています。
【堰上げ参考図】
令和5年12月時点では、下記のように現地施工に着手しました。
●仮設道路の設置状況
資材搬入のため、近傍の村道から堰の設置位置まで仮設道路
を設置しました。
借りた農地に工事用土が入らないように土木用シートを敷き、
盛土をして敷鉄板を敷設した状況の写真になります。
(手前が村道、奥の突当たりが堰の設置位置)
●水替工・旧堰の撤去状況
河幅の半分を大型土のうを積んで囲み、排水ポンプ内側の水
を排水して、水のない状態にして元から設置されていた堰の
撤去を行っている状況です。
(手前が川下、奥が川上で左岸側を施工中です。)
【堰転倒状況】
【堰起立状況】
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