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平成30年度第3回子育てサポーター養成講座【北部】

平成30年6月20日(水曜日)に大崎合同庁舎において,「子育てサポーター養成講座(第3回)」を実施し,大崎圏域及び栗原圏域住民を中心として,15名の方が受講しました。
領域講義の終了後,文部科学省発行「家庭教育手帳」と宮城県版親の学びのプログラム「親のみちしるべ」を紹介し,刊行概要や活用方法について説明をしました。

【領域】親の理解とかかわり方

【講師】新沼 喜久子 氏(富谷市教育委員会スクールカウンセラー)

新沼氏は,平成10年度に塩釜市「心の教室相談員」(文部科学省委託事業)として委嘱を受け,8年間活動した後,平成18年度からは宮城県スクールカウンセラーとして,児童生徒の悩みの相談や学校不適応への支援,あるいは保護者との相談等に取り組んでいます。
新沼氏の講義は,氏が実際に親と関わる中で助言した1つ1つの具体的な言葉や,なぜそのように助言・支援したのかという,氏自身が根拠にした「親の実態理解」等について知らせるものでした。新沼氏が“親の立場”を理解して助言・支援を重ね,親からの信頼を厚くしていった取組を,受講者は感慨深げに聞き入っていました。

講義内容

  • 相談に来る親の子育て:「甘えは良くない」という誤解***「甘えさせる」ことの大切さ
    • 「甘えさせる」=情緒的:話を聞く,抱っこする,泣かせる等
    • 「甘やかす」=物理的:お菓子を与える,おもちゃを与える,お金を与える等
  • 親が変わると,子供が変わる=それほど,親が子供に与える影響力は大きい
    • 親としての関わり方を変える大切さに気付かせる。
  • 子供がちょっとでもできたことを,大げさにほめる大切さ
    • 「自分に関わってくれる人間がこんなに喜んでいる」ということを,子供に実感させる。
    • この大切さを,親に教えてあげる。
  • 親だって安心したい,認めてほしい。
  • “自分の子育ては良かったのだろうか”と振り返ろうとしたことや,“誰かに相談してみよう”と決意したことを,丁寧に認め,ほめてやる。
  • 子育ての目標は「子供の自己肯定感を育むこと」,子育て支援の目標は「親の自己肯定感を育むこと」。

新沼氏が学校で子供と直接関わる様子や教員と情報をやり取りする様子を伝えられ,受講者は,なかなか体験し難い学校教育現場の実際に強く関心を示しながら聞いていました。

研修の様子1 研修の様子2 研修の様子3
研修の様子4 研修の様子5 研修の様子6

参加者の事後アンケート

<一部抜粋>

  • いつも楽しく講義を聞くことができました。これからも子どもを相手に生活できる事が楽しくなってきた。
  • 講義を聞いて,親と子,いろいろな環境とかかわる中で,とてもすばらしい経(体)験談を聞き,自分の役割,地域とのかかわりとても重要で大切なのだなと痛感しました。
  • 何回も新沼先生の話を聞かせていただいているのですが,今回は自分のこととして聞かせていただき,孫育ての年になっても子育ての勉強をさせていただいてます。
  • 「気づき」と「ほめちぎる」ことを心がけていきたいと思います。
  • 母親が変わると子どもの性格等をよく見て,声をかけていく必要があると思った。
  • 目の前にいる子ども(大人親)から,どんなことを五感で読み取るか,その感覚を常日頃より磨いて,フラットな感覚で接していきたいと思う。
  • 実際の相談内容などあり,聞くことの大事さをあらためて考える機会となりました。
  • 具体的な事例がたくさんあり,学びの大きい講義でした。

お問い合わせ先

北部教育事務所教育学事班(生涯学習)

大崎市古川旭四丁目1-1

電話番号:0229-87-3612

ファックス番号:0229-22-7589

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