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様々な立場で「子供読書活動」に携わる担い手の交流を図ります。担い手それぞれが抱える課題の解決策を探るきっかけの場とするとともに,各市町の子供読書活動の広がりにつなげます。
≪講師≫宮城教育大学教授・附属図書館長 中地 文 氏
【情報交換会】子どもを本に導くために,何が必要で,何ができるか?
中地氏は,中教審「次期学習指導要領等に向けた審議のまとめ」(平成28年8月)や新学習指導要領総則が示す“主体的な学び”に焦点を当て,子供の読書活動を推進する背景や意義を説明しました。不読や読書離れ等の課題の改善については,絵本に関する文献を引用して簡潔に示しながら,“幼少期の読書環境を整える大人の役割”を指摘しました。専門研究分野である宮沢賢治文学を取り上げて音読(読み聞かせ)することを通じ,物語の理解度及び想像力の豊かさと生活経験の相関を教示し,その重要性を講義しました。
音読(読み聞かせ)は流暢に抑揚をつけて行ったので,その技法は参加者にとって大いに参考となるものでした。
情報交換会では,参加者がより多くの他者とかかわることができるように展開し,これから必要なことや“こんなことができたらいいね”と思うことなど,どの参加者も自身の経験を踏まえて活発に発言していました。
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