ここから本文です。
毎日の暮らしの中で、私たちは化学物質に関するさまざまな情報に接しています。化学物質は私たちの生活を豊かにしていますが、その一方で、大気汚染や生活排水による河川の汚染、ごみ処理に伴い発生する有害物質、工場跡地で見つかった土壌汚染といったニュースが、テレビや新聞、インターネットなどで次々と報じられています。私たちの身近な環境が化学物質によって汚染されている事実を知り、「原因となった物質はどのような有害性を持つのか」「生態系や人の健康に影響はないのか」といったさまざまな疑問が生じ、不安をかき立てられることも少なくありません。
化学物質による環境汚染を少しでも減らしていくためには、化学物質の使用や排出を法律などで規制したり、企業が自主的に削減の取り組みを進めることも必要ですが、市民・消費者ひとりひとりが化学物質についての理解を深め、行政や企業に対して積極的に削減を働きかけたり、大量の化学物質使用に支えられた自らのライフスタイルを見直すことも重要です。
一人一人の暮らしのなかの小さな行動が積み重なり、地域全体としては大量の化学物質の排出につながっていることをほんの少しだけ意識して、できることから初めてみませんか。
化学物質をまったく利用せずに日常生活を送ることはできませんが、毎日の暮らしの中で化学物質の使用や排出を減らす機会も意外と多いものです。まずは必要以上に買ったり、使ったりしないよう心がけてみて下さい。
さまざまな化学物質を不注意に環境中に排出することのないよう、使った後は表示された方法に従って廃棄しましょう。
どんな物質が使用されているのか表示を見て確認したり、リサイクル可能な商品を選ぶなど、商品を買う段階で今よりも少しだけ環境への影響を気にかけてみて下さい。
消費者のこうした行動は、企業をより環境に配慮する方向へと変えていくことにもつながります。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています