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本館展示室2
2013年4月17日(水曜日)-2013年6月30日(日曜日)
月曜日(祝日の場合開館、翌平日が振替休館)
常設展チケットでご覧になれます。
一般300円(240円)、大学生150円(120円)、小中高生無料。
( )は20名以上の団体料金。
なお、特別展の観覧券をお持ちの方は、小企画展・コレクション展示もご覧になれます。
宮城県美術館のコレクションに、ジョルジュ・ルオーの版画集『ミセレーレ』が加わりました。
重厚な絵肌と色彩でキリストや道化師を描いたルオーは、版画においても多くの優れた作品を残しました。『ミセレーレ』は、中でもルオーが独自の着想から出発し、長い年月を経て仕上げた代表作と言える作品です。
ルオーはこの作品において、人間の苦悩と罪深さを様々な形で描きました。その表現は徹底的で、時に辛辣ですらあり、重苦しさと寄る辺なさに思わず目を背けたくなるかもしれません。しかしまた一方で、人間を原罪から救うために受難を被るイエスや、人と人とが愛し合う姿も見いだすことができます。すべての作品を見れば、ルオーのメッセージの本質が「救い」であることを知ることができるでしょう。
独特の絵肌を版画の世界でも表現するために、『ミセレーレ』には銅版画の様々な技法が駆使されています。画面を隅々までじっくりと見て、理想の質感を追求する画家の苦心の痕をたどるのも楽しみ方のひとつです。
当館でのお披露目となる今回は、全58点を一堂に展示します。
概要
当館学芸員
本館展示室2 入口集合
お申し込みは不要ですが、常設展の観覧券が必要です(高校生以下は無料)。
《神よ、我を憐れみたまえ、御身の大いなる慈悲によりて》
1923年
《物に涙あり…》
1926年
《これでお終いだよ、おやじさん!》
1927年
《高慢と無信仰のこの暗き時代に、地の果てより聖母は見守る》
1927年
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