ここから本文です。
宮城県美術館×東北工業大学一番町ロビー
2015年7月4日(土曜日)/8月22日(土曜日)
11月7日(土曜日)/2016年2月6日(土曜日)
いずれも午後1時30分―3時
宮城県美術館学芸員
東北工業大学一番町ロビー4階ホール
980-0811 仙台市青葉区一番町1-3-1(ニッセイ仙台ビル)
Tel:022-723-0538 Fax:022-263-8606
60名
無料
不要
宮城県美術館では、現代の日本絵画を代表する作家、杉戸洋(1970-)の展覧会を開催します。繊細な色彩と親しみのあるモチーフが特徴である杉戸の絵画は、純粋に絵を見る喜びを喚起させてくれます。今回作者は、宮城県美術館に触発されて制作した絵画などで、ここでしか体感できない空間を作り上げます。本講座では、杉戸の絵画の魅力について、特にその色彩を手がかりに、それが展示中の作品にどのように現われているか見ていきます。
《into the orange tree》
2012年 Courtesy of KENJI TAKI GALLERY
関連展覧会:杉戸 洋展 天上の下地 prime and foundation (5/2-7/26)
フィンランドを代表する画家ヘレン・シャルフベック(1862-1946)は、2012年に生誕150周年を迎え、近年世界的に注目される画家でありながら、これまで日本で紹介される機会はほとんどありませんでした。パリで学び、その後はフィンランドで制作した彼女の作品は、常に新しい様式に挑み、いずれも高いクオリティである点が特徴です。周辺の美術や社会の動向にも触れながら、一人の画家の生き方を辿ります。
《黒い背景の自画像》 1915年
フィンランド国立アテネウム美術館
関連展覧会:ヘレン・シャルフベックー魂のまなざし(8/6-10/12)
生涯新しい表現を求めて精力的に作品を制作し続けたパブロ・ピカソ(1881-1973)。十数万点にもおよぶ作品は実に多彩で、その生き方もいつも注目の的でした。20世紀美術に与えた影響は計り知れず、まさに巨匠と呼ぶにふさわしい存在と言えるでしょう。この秋、宮城県美術館で、ヨーロッパ最大級のピカソ・コレクションを誇るルートヴィヒ美術館の所蔵品を中心としたピカソ展を開催するのを機に、この芸術家の魅力に迫ってみたいと思います。
関連展覧会:「ルートヴィヒ・コレクション ピカソ展」(10/31-12/23)
黄金は、はるか神話の時代から今日にいたるまで、人々を魅了し続けています。とりわけ古代社会では、金は希少価値が極めて高く、権力や富、それらをめぐる欲望を反映する、社会の一端を映す鏡でもありました。今回は、「黄金伝説展」の出品作品から、古代地中海世界に花開いた数々の文明が生み出した装身具、祭器、食器、金貨、また黄金にまつわる物語を描いた絵画などをご紹介しながら、金に魅了されてきた人間たちの歴史についてお話します。
《腕輪》紀元前675年~650年
イタリア、ヴァチカン美術館
関連展覧会:「黄金伝説展」(1/22-3/6)
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
こちらのページも読まれています