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インタビュー10_
川村大樹さん

川村大樹さん
仙台牛肥育農家 川村ファーム

No.09の動画No.11の動画

日本一に輝いた仙台牛を、
ぜひ宮城県で、
味わってください。

川村さん1

川村ファームは私で三代目。
生まれたときからこのような環境で育っていますから、
「将来は(家業の肥育農家を)継ぐのだろう・・・」と
自分でも思っていましたし、周りからも言われていました。
若い頃は、その通りになるのが嫌で、自分が好きなことをやりたくて、
一度はアパレル業界に就職しました。
7年間ほどアパレル業界にいたのですが、いつかは家業を継がなくてはいけないという思いが心にあり、
結婚を機に継ぐことにしました。

ここにいる牛がすべて「仙台牛」になれるわけではありません。
「仙台牛」というブランドで呼ばれるには定義があるのですが、
その定義や条件をしっかり満たして立派な仙台牛に育てていくのが
私たち「肥育農家」の仕事です。
うちで肥育した仙台牛は、牛肉の品質を決める大会で、
二度の日本一に輝いています。

(仙台牛が高く評価される理由は)
「仙台牛」生産者の肥育技術がすごく上がっているんです。
この日本一の技術があってこそ、
「日本一の肉質」として評価されたのではないでしょうか。
それと、この地域の「自然」や「気候」の恩恵も受けていると思います。
夏は暑くて、冬は雪も降って寒い。
この厳しい環境の中で育った牛は優れた肉質になります。
また飼料として「稲わら」を食べさせているのも重要ですね。
米どころ宮城。全国に誇る美味しいお米の稲わらを食べさせているのも
美味しさのポイントだと思います。

肥育農家も高齢化が進んでいます。
私たち後継者が中心となって、頑張っていかなければならないですね。
そこで私たちで「仙台牛レボリューションズ」というチームを結成しました。
メンバーは現在100名以上。
宮城県内外でのイベントを行い、仙台牛を広くPRする活動を行っています。
仙台牛を輸出しようという動きも強くなっていますので、
この美味しさを、しっかりと世界に届けていきたいと思います。

宮城を訪れる方々にオススメしたい「サプライズ」なものは・・・
「せんぎゅう丼」です!
これまで宮城県のご当地グルメといえば
「牛たん焼き」のイメージが強かったのですが、
「仙台牛」と「宮城の美味しいお米」を使った「せんぎゅう丼」を、
ぜひ皆さんに食べていただきたいです。
若い方にも気軽に食べていただける千円台というカジュアルな価格ですし、
お店ごとに工夫をこらしていますのでバリエーションも楽しめます。

宮城県を楽しむための心得は、『NO SENDAIGYU NO LIFE!』。
日本一の仙台牛を、宮城に来て、味わってください。

PICK UP!
侍°ズ(サプライズ)
おすすめのモノ・場所をご紹介!

せんぎゅう丼

せんぎゅう丼1

高級銘柄牛の仙台牛をメインに使用しているにもかかわらず、
1,000円台(1,000円~1,999円)で食べられる宮城県の新名物。
焼き肉、すき煮(牛丼)、しぐれ煮、ローストビーフなど
調理法は店舗により千差万別である。

「せんぎゅう丼」についてはこちら(外部サイトへリンク)

PROFILE
仙台牛肥育農家
川村ファーム 川村大樹さん

宮城県石巻市で肥育経営を行う(株)川村ファーム三代目。
川村ファームは、日本の牛肉の品質を決める「2016年全国肉用牛枝肉共励会」
「2017年全国肉用牛枝肉共励会」において、
全国選りすぐりの約500頭の中から、
最高賞である「名誉賞」を受賞している「日本一の肥育農家」。
仙台牛の若手後継者グループ「仙台牛レボリューションズ」の
中心メンバーとして活躍している。

SURPRISE SPOT
侍°ズ(サプライズ)オススメの
宮城のスポットをご紹介!

Google Mapを見る(外部サイトへリンク)

日和山公園

石巻市中心部の旧北上川河口に位置する丘陵地。
松尾芭蕉も訪れたと言われる日和山は、
石巻市内を一望でき、眼下に流れる旧北上川の河口からは
広く太平洋を見渡すことができる。
天気が良い日は、牡鹿半島や松島を望める。

【住所】石巻市日和が丘二丁目地内
【電話】0225-95-1111(石巻市観光課)