トップページ > 県政・地域情報 > 県政情報・財政 > 広報・広聴 > 宮城県の魅力発信動画サイト みやぎ12人の侍゜ズ > インタビュー04 大沼伸治さん
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湯守として、昔からの「湯治」の文化を受け継いでいます。
湯治文化が、現在を生きる人達にどのようにお役立ちできるか?日々考えております。
この鳴子温泉郷の特徴として、周辺に豊かな自然があることが挙げられます。
「鬼首」(おにこうべ)に行けば雄大な「禿岳」(かむろだけ)を望めますし、
キャンプ場があったりスキー場があったり、
単なる観光地ではなく「居場所」として鳴子という地域を使っていただきたいと思います。
普段忙しい日々を過ごしていても「鳴子に行けばなんとかなる…」
「あの宿の湯に入ればなんとかなる…」
そんな“ピットストップ”のような存在になりたいですね。
オススメの温泉の楽しみ方もいろいろありますが、
ただ「ゆっくり温泉に入る」…というのは当たり前。
そこを「仕事の場所」として使っていただいたり、
その方なりに様々に活用していただきたいです。
コロナ禍の今でこそ、「ワーケーション」が
新しい働き方として注目されていますが、
私どもは2008年から「ワーケーション」を提案しています。
(今ご覧いただいている)この場所は、
実は昔の宴会場だったところです。
畳敷きの宴会場だったのですが、
動きやすいよう天然木のフローリングとしたり、
近隣の山から伐採した木で大きな会議テーブルをつくったり、
Wi-Fiの速度を上げたり・・・
快適に働くことのできる環境を整えました。
この鳴子温泉にいても、世界の最先端の情報に触れ、仕事ができる。
しかも温泉に入りながら…すごいでしょう!
「温泉のある場所」というのは、
本当に無限の可能性があると思っています。
そして鳴子に来たら、ぜひ足を延ばしていただきたいのが…
まさに鳴子の起源とも言うべき場所なのですが…
「潟沼」(かたぬま)という沼なんです。
紀元837年、鳴子温泉ができるきっかけとなる
火山の爆発があったと伝えられていますが、そのときにできた火口湖が「潟沼」(かたぬま)です。
ここに行かれた方はかなり印象に残るのではないでしょうか?
そのぐらい神秘的な場所、パワースポットでもあります。
宮城県を楽しむ心得は「湯に流す」
宮城には、たくさん良い温泉があります。
仕事の疲れ、ストレス、ぜんぶ宮城の温泉に来て、
「湯に流して」ください!
スッキリしますよ♪
新しい「湯治」のあり方を模索し可能性を開拓している旅館大沼では、心も体も癒える湯治ワーク体験ができる。
全館高速Wi-Fi完備、モニターの貸し出しも可。
※ワーケーションスペースの利用は宿泊客限定
【住所】〒989-6811 宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯34
【電話】0229-83-3052(代)
「旅館大沼」のウェブサイトはこちら
日本に存在する11の泉質のうち9種類もの泉質が楽しめる鳴子温泉郷。
1200年という歴史を誇る温泉郷において、120年続く老舗湯治宿の5代目湯守を務める。
日本古来の湯治文化を次代につないでいくため、地域と連携した新しい取り組みを行っている。
約1200年前に火山の噴火でできたカルデラ湖「潟沼」(かたぬま)。
別名「龍神湖」とも称され龍神伝説も残る神秘的な湖。
かなりの強酸性のため魚や生物は生息していませんが、
天候によってエメラルドグリーンやブルーと色を変える神秘的な風景は一見の価値あり。
もっと自然を肌で感じたい方は、SUP体験などのアクティビティもオススメ。
【住所】宮城県大崎市鳴子温泉湯元69
【休業日】11月下旬~4月下旬は冬季閉鎖
【駐車場】あり
【アクセス】
●東北自動車道 古川ICより約45分
●JR陸羽東線鳴子温泉駅より車で約10分