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教科指導におけるICT活用「MIYAGI Style」では,本県が教科指導におけるICT活用を進める上での課題を「インフラ整備」「機器整備」「教員のICT活用指導力の向上」の3つとしています。
宮城県教育委員会では,県立学校においてこれらの3つ課題を解決するため,次の取組を行っています。
※MIYAGI Styleの詳細は,教科指導におけるICT活用「MIYAGI Style」のページを参照下さい。
新学習指導要領を踏まえ,県立学校のネットワークである宮城県教育情報ネットワークを再構築し,SWANIIIとして運用します(平成30年9月運用開始)。
無線LANについては,平成30年度より3ヵ年で全県立学校の全ての普通教室と一部の特別教室に整備する計画です。
児童生徒,教員による授業での活用を目的とした私物コンピュータ等の持ち込み(Bring Your Own Device。以下,「BYOD」という。)が一定の条件を満たすことで行えます。
BYODによって,児童生徒は文房具としてこれまでの教科書やノートと同じように学習内容の蓄積ができるようになります。また,教員は教具として教材研究を進め,自分自身の教材の蓄積を行うことができます。
また,教員が授業で活用できる外部クラウドサービスの運用も行っています。このクラウドサービスにはBYODで持ち込んだ私物コンピュータ等でのオフィス系ソフトウェアを利用できる権利も含まれていることから,これまで作成したの教材等の資産が引き続き活用できます。
平成30年度より3ヵ年計画で全ての県立学校に大型提示装置や指導者用コンピュータの整備(MIYAGI Style Ver.1相当)を行います。
整備内容 | 県立中学校,高等学校,一部の特別支援学校 | 特別支援学校 |
---|---|---|
大型提示装置 |
全ての普通教室および一部の特別教室 | 学校規模に応じた整備 |
指導者用コンピュータ |
全ての普通教室および一部の特別教室に1台ずつ |
学校規模に応じた整備 |
管理用PC及び |
それぞれ1台ずつ |
それぞれ1台ずつ |
液晶プロジェクタを常設する教室については,既存黒板を映写兼用黒板に張り替えます。映写兼用黒板の整備は,これまで使い慣れた黒板とチョークを引き続き活用しながら,液晶プロジェクタによる映写時にもスクリーンの準備を不要とすることで,授業でICTを手軽に活用しやすい環境作りを目的としています。
授業でのICT活用を推進するためには,校内にその推進を行う教員の存在が不可欠になります。MIYAGI Style推進メンバー(以下,「推進メンバー」という。)とは,その学校におけるMIYAGI Style推進の中心的役割を果たす教員です。
推進メンバーは,ICTを活用した授業(MIYAGI Style)を実践する意欲を持ち,他の教員を牽引する役割を担います(ICTに詳しくなくても良い)。校内では,情報化推進リーダーと協力しながら,校内研修の企画・運営等を行い,授業でのICT活用を推進します。
推進メンバーは,学校の実情に応じて各校2~3名程度を想定しています。
MIYAGI Style推進リーダー(MIYAGI Styleスタイリスト。以下,「スタイリスト」という)とは,県全体におけるMIYAGI Styleを推進する役割を果たす教員です。(現在11名のスタイリストを任命)
スタイリストは,それぞれの強み(ICTを活用した授業実践や校内研修の推進,学校での機器管理など)を活かした教員集団として,研修会講師や校内研修向け研修会資料等を作成し,推進メンバーを支援し,学校のICT活用推進を支えます。
スタイリストが作成した資料等は,クラウドサービスによって広く公開し,学校での活用を目指します。
総合教育センターのICT活用に関する研修会に加え,教育企画室では県立学校ICT機器整備推進事業を踏まえたICT機器活用に関する集合研修を行って行きます。
各校では,推進メンバーを中心に校内研修を進めていきます。校内研修では情報モラル研修も必須とし,私物コンピュータ等の持ち込み(BYOD)や外部クラウドサービスを利用する条件の一つとしています。
また,総合教育センター及び教育企画室では,各校の要望に応じてICT機器活用に関する出前研修を行います。
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