ここから本文です。
「MIYAGI Style」は,教育の情報化の3つの分野「情報教育」「教科指導におけるICT活用」「校務の情報化」の「教科指導におけるICT活用」を推進しています。
教科の学習目標を達成するため,学習への興味や関心を高めたり,学習内容をわかりやすく説明するために,「教科指導におけるICT活用」の充実を図る必要があります。文部科学省「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」から本県には「ICT機器整備」「インフラ整備」「教員のICT活用能力の向上」の3つを総合的に進めます。
令和2年度に県立学校における一斉学習の実現のための環境整備が終了したことから,「MIYAGI Style」は次のステップ2に移ります。
※文部科学省「学習指導要領の趣旨の実現に向けた個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に関する参考資料より~(外部サイトへリンク)」
※文部科学省「ICTを活用した指導方法~学びのイノベーション事業実証研究報告書より~(外部サイトへリンク)」(PDFファイルで6.3MBあります。)
災害や感染症等の発生などの緊急時においても,教育活動の継続を可能とするためにICTの活用は極めて大きな役割を果たします。今後は,感染症や自然災害などの非常時により,児童生徒が学校に登校できない場合であっても,学校では,平常時から非常時を想定した備えをし,児童生徒等の学びの保障を着実に実施できるよう,学校ならではの学びを最大限確保します。
全ての板書をデジタルで置き換えるのではなく,ICTの活用が効果的なところで,従来の指導法と併用しながら,活用できる。
(教材の準備時間や教員が板書にかけていた時間は削減される。)
長文などを板書する時間が削減されることで,教員の説明や児童・生徒の活動,思考などの時間がより多く確保できる。
また,表示しながら説明することで,理解を深めることができる。
授業に関連する映像を提示することができる。
細かくて見えない物を拡大して表示することで,理解を深めることができる。
児童・生徒の書いたノートやプリントを撮影し,投影することで,児童・生徒の意見や考えを短時間で簡単に共有することができる。
また,投影した黒板等に書き込みながら説明ができる。
タブレットは持ち歩けるので,机間指導をしながらその場で良い考えを撮影したり,ヒントを個別に提示したりすることができる。
ICTの活用で,机間指導や問題演習などの時間がより多く確保できる。
ICTの活用により,授業に余裕が生まれる。
その結果,実験・実習や言語活動,主体的,協働的に学ぶ学習の時間も確保できる。
※写真はいずれも平成27~28年度ICT利活用授業力向上プロジェクト事業 蔵王高校 実践事例より
Google社が教育機関向けに提供している学習用クラウドサービスで,教育機関には無償で提供されており,協働学習や個別学習をサポートする教育支援ツールです。オンラインでWebブラウザ上で提供され,授業では,端末へのインストールや設定といった面倒かつ時間のかかる作業は必要なく,教員・生徒共にログインするだけで活用することができます。
また,すべての学習データがクラウドに自動保存され,バックアップの手間がかからず,更に保存容量無制限なので一般的なパソコンやタブレット端末を使った学習ツールのように,空き容量を気にする必要がありません。さらにアカウントは,小中高の12年間利用することができ,これまでの学びのデータを蓄積することで気づきや振り返りにも役立てることもできます。非常時における臨時休業の場合でも,学校と生徒がオンラインでつながり,課題提示や健康・学習習慣の維持,学校からの連絡など様々な場面で利用することができます。
※ 県内全教職員及び児童生徒へGoogleアカウントを付与し,令和3年4月時点で約15万件のアカウントを宮城県教育委員会で管理しています。
「miyagiTouch」(みやぎタッチ)(外部サイトへリンク)は,宮城教育大学安藤研究室が岩沼小学校と共同で開発した宮城県の学校現場生まれの「電子黒板アプリ」です。
Android版及びiOS版,Windows版がそれぞれのアプリケーションダウンロードサイトより無料ダウンロード可能です。
教材や生徒のノートを撮影し映す,書き込む,保存するなど,授業で必要とする機能を分かりやすく搭載しています。
「miyagiTouch」の使い方の操作ビデオ「miyagiTouchではじめるMIYAGI Style」(外部サイトへリンク)をYouTubeで公開していますので,ご活用下さい。
「miyagiTouch」の画面イメージ
このMIYAGI Style ステップ1の効果について検証するために,「ICT利活用授業力向上プロジェクト事業」(平成27~28年度)を実施しました。
その結果については,こちらをご覧下さい。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています