都道府県財政比較分析表（平成17年度決算）について

1　趣旨

住民等の理解と協力を得ながら財政の健全化を推進していくために,他団体と比較可能な指標をもって住民等に分かりやすく情報を開示することによって財政運営上の課題をより明確にすることが喫緊の課題となる中で,類似団体間で主要財政指標の比較分析を行い,住民等に分かりやすく開示する方法の一つとして,「財政比較分析表」を作成・公表しています。

2　概要

総務省の基準に基づき,県の財政力指数,経常収支比率,実質公債費比率,人口1人当たり地方債現在高,ラスパイレス指数,人口10万人当たり職員数及び人口1人当たり人件費・物件費等決算額について,類似団体との比較結果を分かりやすくレーダーチャート等を用いて図示するとともに,その結果についての要因,指標の改善に向けた取組み等を分析しています。
なお,この「財政比較分析表」については,全都道府県において共通の様式により作成し,各都道府県のホームページ上で閲覧することができます。

〈類似団体〉

• 全国の都道府県を財政力により,次の5区分に分類しています。
  • (1)1グループ　財政力指数0.5以上 ［10府県］
  • (2)2グループ　財政力指数0.4以上0.5未満［8府県］
  • (3)3グループ　財政力指数0.3以上0.4未満［14道県］
  • (4)4グループ　財政力指数0.3未満 ［14県］
  • (5)東京都
• 本県は2グループ(本県のほか京都府,兵庫県,三重県,広島県,滋賀県,岐阜県,岡山県）に分類されます。

〈指標〉　それぞれの指標については,下に掲載の「各指標の説明」を参照ください。

• (1)財政力指数（財政力）
• (2)経常収支比率（財政構造の弾力性）
• (3)実質公債費比率（公債費負担の健全度）
• (4)人口1人当たり地方債現在高（将来負担の健全度）
• (5)ラスパイレス指数（給与水準の適性度（国との比較））
• (6)人口10万人当たり職員数（定員管理の適正度）
• (7)人口1人当たりの人件費・物件費等決算額（人件費・物件費等の適正度）

財政比較分析表（平成17年度決算）（PDF：22KB）
各指標の説明（PDF：9KB）

〈2グループの各府県との比較〉

一覧表

府県名	財政力 指数 （3年平均）	経常 収支 比率	実質 公債費 比率	人口1人当たり地方債現在高（円）	ラスパイレス指数	人口10万人 当たり職員数 （人）	人口1人当たり人件費・物件費等決算額
兵庫県	0.49	94.0	19.6	640,545	100.5	1,050.95	116,304
三重県	0.49	91.4	12.3	514,530	100.0	1,269.10	133,690
広島県	0.48	89.4	16.0	627,727	96.6	1,108.99	117,428
京都府	0.48	86.9	10.3	513,854	100.5	1,152.34	125,328
宮城県	0.48	94.4	16.8	582,314	101.9	1,217.07	125,463
滋賀県	0.45	89.1	13.7	651,880	98.2	1,301.16	138,963
岐阜県	0.44	88.6	13.0	659,722	99.4	1,228.35	126,371
岡山県	0.42	90.9	18.8	618,301	96.3	1,256.11	131,901
グループ平均	0.47	91.0	15.7	605,655	99.2	1,164.20	124,190
都道府県平均	0.43	92.6	14.9	622,205	99.2	1,183.03	127,092